ショパン・チェロソナタ(Chopin,cello sonata,Op.65)

ショパンと言えばピアノ曲。
しかし、これはピアノソロではなくチェロを伴った曲である。
否、伴ったとは言い切れない。
最晩年のこの曲は渋く、内省的かつ感情的でもある
奇跡の曲とも言っていいかもしれない。

ピアノ協奏曲とも違う。
溜息と希望と陽光と月影とが交錯するような曲とも言えようか。

演奏はアルゲリッチとロストロポーヴィチを第一に推す。
Chopin: Cello Sonata in G Minor, Op. 65: I. Allegro moderato

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/Chopin: Cello Sonata Op.65, Introduction & Polonaise Op.3; Schumann: Adagio & Allegro Op.70 / Mstislav Rostropovich(vc), Martha Argerich(p)

メロディーの陰鬱かつ美しさと、不協和音的展開を予想させる
何ともいえない響き。

ブラームスのチェロソナタとはまた違う、ショパン随一の芸術と
言ってもいいのではないか。
幻想ポロネーズと共通するような佇まい、侘び寂びといってはいいすぎか、
感じられる曲ではある。

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