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今日は何をしよう!を叶えるサドベリースクール
「週5で9〜16時まで、好きなことをしていいよ!」
もし、そう言われたらあなたはどうする?
私だったら……ワクワクするけれど、いざ考えてみると何をしようか迷ってしまう。お菓子を作る? 日当たりのいい場所でゴロっとする? 勉強もしたいし、調べ物も進めたい……。やりたいことがたくさんあるのに、どうすればいいか分からない。
そんなふうに考えがまとまらないとき、サドベリースクールではこうなる。
「考えがまとまらないんだね。じゃあ、まずは考えてみればいいよ。」
すぐに考えてもいいし、ゆっくり考えてもいい。すぐに始めてもいいし、まだ始めなくてもいい。だって、それは自分の時間であり、自分の人生だから。
サドベリースクールの様子を見て、不安に感じる人もいるかもしれない。「本当に自由で大丈夫なの?」と。でも、近くで彼らを見ていると、精神的に成長し、自立していく姿がはっきりと分かる。年下の子どもたちは、年上のメンバーの姿を横目で見ながら、少しずつ自分のペースで動き出していく。
決められたカリキュラムがないからこそ、時間に追われずに自分で考え、選び、行動することができる。やらなければならないことがないからこそ、「今日は何をしよう?」と主体的に考える力が育まれるのだ。
子どもが「やりたい!」と思ったことを、すぐに行動に移せる環境。
楽器を弾きたかったら、自由に音を鳴らす。おしゃべりしたかったら、思う存分話す。釣りをしたいと思ったら、計画を立てる。そこには、何かを学ぶきっかけが自然に生まれている。
もちろん、人が集まればトラブルも起こる。でも、そんなときはミーティングで話し合い、解決策を考える。大人が指示を出すのではなく、子どもたち自身が向き合い、決めていく。
メンバーが安心して活動できる場所、それがサドベリースクール。
ここでは「今日は何をしよう?」が叶えられる。