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大人は「転職」、子どもは「不登校?」だけじゃない選択肢
「学校行きたくない...」そんな風に言われたら、どうしよう?
休ませて様子を見る?それでも続くと、不安になるよね。
子どもが学校に行きたくないと言ったとき、親としてどう対応するか悩むことがある。でも、ちょっと考え方を変えてみよう。
もしあなたが「会社に行きたくない…」となったらどんな活動をする?
社会人なら仕事を調整しながら有給休暇を取得することもあるけど、それにも限りがある。
病気休暇も実際利用されているかというと、あまり聞かない。
最終的には、無理して出勤するか、転職活動を始める選択になるよね。
大人は「転職活動」ができる。でも、子どもは?
子どもはどうすればいいのだろう?
学校に行けない子どもに対して、どんなイメージを持っている?
おそらく、多くの人がポジティブなイメージより、ネガティブなイメージを持ちやすいんじゃないかな。
でも、大人も子どもも、人間関係に悩むのは昔から変わらない。
学校が、先生が合わない、友達となんとなくうまくやれないって聞くと、「学校は勉強するところなんだから」「友達に自分から明るくアクションしてみたら」と説得する?
じゃあ大人には「職場は仕事するところなんだから、人間関係くらいうまくやりなよ」と説得する?
大人が「もう色々と限界なので出勤したくない」と感じて転職するのは普通のこと。
それなら、同じように悩んでいる子どもたちが、学校に行きたくなくなるのも自然なことじゃない?
大人には多様な職業選択がある
営業、人事、経理、広報、エンジニア、研究、製造など、大人は希望や特性に応じていろいろな仕事を選べるよね。
でも、子どもはどうだろう?
「小学校」や「中学校」以外の選択肢は、意外と知られていない。
子どもの学びの選択肢を考えよう
子どもにも、学校以外の選択肢があるんだ。
ホームスクーリング
オンライン学習
フリースクール
インターナショナルスクール
オルタナティブスクール(代替教育)
デモクラティックスクール /サドベリースクール(民主主義の理念教育)
もし、お隣の子どもが「学校に行っていません」と言っていたら、どう思う?
「転職したんだね」くらいの感覚で、学校以外の選択肢があることをもっと知ってほしい。そして、学校に行けない子やその家族が、学校以外の道もあることを知るきっかけになればいいな。
学校に行けなくても、それは「詰み」じゃない
日本の小中学生900万人に合うのが「みんなが行く近所の学校」だけとは限らない。
大人だって、合わなければ転職活動をする選択肢がある。なら、子どもだって、合う・合わないがあって当然。
合う居場所がきっとある。
だから、子どもにも「転職活動」ならぬ、「転校活動」を選択肢のひとつとして考えてみよう!