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カメラマンの心得

昔、写真を始めた時
カメラマンの心得てのがあった

泣いてる人にはカメラ向けない
パジャマ姿&床に臥せってる人
食事してる人
その他、断りもなく人にカメラ向けない
という弁え

もう随分昔から、壊されて来た
テレビで食べてる所を見せてる演者達は
プライベートの食事中でもカメラ向けられ
断れば「だってテレビで食べてるじゃん」
などと言われ

一般人でも、映されてもいいような
食べ方にもなった
それは良かった点の1つと言えるのかな?

涙をこぼす人の顔へのズームアップは、みっともない
報道だからといって、弁えが不要になる訳でもない

社会の見本てな意識は
除外されるべきではない
当たり前

それ位いいじゃないか?
という言葉はどこにでも付いて回る
でも、それが集合体になれば
全体を壊してしまう

定価を排除すれば
物の価値基準も失われるのと同じ
失われれば、どこかに犠牲が生まれる

失われれば、犠牲に遭っても気付かないかもしれない
犠牲に遭っても気付かないというのは
幸いな事だろうか?
いいや、そんな事のずっと前の段階での
認識にさえ及ばない結果になるだろう


昔、写真を始めた時
カメラマンの心得てのがあった

弁えもまた観察力
弁えた者達が去り続け
戻って来る事がない、結果の世界

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