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無神論者
完全な闇の地面に倒れている人がいる
「どうしました?」
「ここはどこでしょう?」
「あなたは無神論者だったのでしょう
ここがその場所です」
「そうでした、それにしてもとても寒くて孤独なんです
そして、なにもありません
ほんとになにもないんです」
「ここは完全な闇ですが、目を閉じても開いても
あなたには周りが視えています
そう言われて気付きましたか?
私の顔も視えている事に」
「そう言われれば確かに」
「でも、それを不思議にも感じない」
「確かに、なぜでしょう?」
「さぁ、想念で明るさが始まるのを待って下さい
と同時に、暖かさも起こる事を想念を起こし待ってみて下さい」
「ああ、少しずつ明るさと温かさが...」
「下の世界では、残された幼稚で愚かな人達が
臆面もなく、あなたが天国へ旅立ったと
ふざけた事を言っています」
「許してあげて下さい、私も子供達にそう言って来ました」
「いいえ、私の不愉快な気分は、想念として残り
それを拾うに相応しい時が来た時
誰かに拾われるのです」
「そうでしたか」
「なので、優しいだの柔和だのというのは
それも不要と無知なんです」
「済みません、でも、そこまでの事は
誰も気付く事が出来ません」
「しかし、どこかで誰かに拾われる事は知っていても
私には関心はありません」
「あなたの怒りを感じます」
「その調子ですw、私はお人よしではありません
どこまでも想念で対処し続けて
では、私はこれで去ります」
「もう1つだけ、私は後悔に打ちのめされています」
「打ちのめされ続け、それが骨身に堪えて倒れていた?」
「そうなんです、体を起こせない程」
「1度なにかに打ちのめされた事を
繰り返し続けるのは、ただの自虐の連続です
後悔を思い出す度に
聖母マリア様に祈り続けて下さい」
「あなたが無神論者と言ったように
私はクリスチャンではありません」
「関係ありません、宗教&教派&人種も関係ありません」
「なぜ私の所へ?」
「そんな事より、あなたの左脇後方には
聖霊が寄り添ってる事を時々思い出して下さい
いつかはそれを感じ、視える時が来るかもしれません」