【読書】ジュンパ・ラヒリ「わたしのいるところ」

ジュンパ・ラヒリの「わたしのいるところ」という小説(?)を読んだ。ストーリーがないものの味わい深いと思われる一冊であった。好き嫌いが分かれると思われるが、展開のある小説が好きな自分はネガティブな印象を受けた。

日記風、エッセイ風の一冊で、一つの物語が非常に短い。それ故に、全体を掴もうとしているうちに物語が終わっており、ついていけないというものも多かった。これは自分の読書における丁寧さの欠如を意味しているだろう。短編集はあっという間に読み終わってしまうので、紙という媒体よりもWebという媒体のほうが向いているのではないかと思った。また、縦書きよりも横書きの方が向いているのではないかと思った。

とは言えAmazonでの評価は高く、基本的には良い作品なのであろう。自分の好みと一般の好みのズレを知ることができた。

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