【読書】桑田佳祐「ポップス歌手の耐えられない軽さ」

サザンの桑田さんの「ポップス歌手の耐えられない軽さ」という本を読んだ。いやー。本当に軽い。レジェンドに近いぐらいのトップアーティストなのに、姉とのエピソードとか、大学時代のエピソードとか、子ども時代のエピソードとかは本当にそこらへんの人と変わらない。この市井の人感こそが桑田さんの魅力であると思った。

タイトルのポップス歌手というのも実はこだわりで、アーティストと呼ばれるのが少しかっこつけている感じがするからそう(細かいニュアンスは間違っているかも)。これも謙虚というか普通の人感が出ている。山下達郎も同様にアーティストという言葉を好んでいないが、彼はむしろ職人的なプライドを持って音を作っているのだからアーティストではないという発想で、その発想は彼のアルバム「ARTISAN」にも表れている(職人の意味)。

分厚いけれども読みやすく面白かった。

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