【読書】小貫信昭「Mr.Children 道標の歌」
「Mr.Children 道標の歌」という本を読んだ。基本的にはミスチルのプロパガンダ本であるが、所々知らなかったこともあって興味深かった。
1つはinnocent worldのアレンジをするとき、小林武史がユニコーンのすばらしい日々を頭に浮かべていたっぽいということである。自分はこの2曲を似ているとか思ったことはなく、そういえば奥田民生が地声でinnocent worldを歌っていたなぐらいの認識しかなかったが、言われてみるとサビ前の「mr.myself」は「すばらしい日々だ」と似ていないこともないと思った。
もう1つは花 -Memento-Mori-の「同年代の友人達が家族を築いてく」の部分が実は女性を頭に置きながら作られた歌詞という部分である。男性の私も共感する部分が多かったので、女性をイメージしていると知って驚いた。考えてみるとこの曲がリリースされたのは1996年で、当時の櫻井さんは26歳。家族を築くには少し早いとも思えるが、女性が主人公と考えると納得である。
総じて読みやすかった。図書館で借りて読むぐらいの距離感。