【読書】太田光「芸人人語 コロナ禍・ウクライナ・選挙特番大ひんしゅく編」

爆笑問題太田光の「芸人人語」という本を読んだ。お笑い芸人であるので、やはりお笑いについて語った部分が面白い。不祥事を起こした芸人はそれを笑いに返って這い上がって来ればよいという、アンジャッシュ渡部に対するエール。不適切であることが演者と観客の間で了解されている上でのコントなのだから、そのコードを無視してコントの不適切性を主張するのは間違っているという、ラーメンズ小林賢太郎を弁護するような主張。叩かれている人を他者と一緒になって叩くのではなく、叩かれている人にこそ寄り添おうとするという点は一貫していると思った。横道にそれがちだが、読んでいて面白い1冊。

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