【読書】綾崎隼「ぼくらに嘘がひとつだけ」

「ぼくらに嘘がひとつだけ」という小説を読んだ。将棋がテーマの物語。「遺伝」か「環境」かというテーマのようだが、落ちてしまった先輩が復活していく物語に心打たれた。相手が強くなって自分が負けることははっきり言って悔しいことなのに、挫折した先輩が生き返る喜びはその悔しさを上回るという描写が感動的であった。負けて嬉しいとか勝って悲しいという描写に弱い気がする…。

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