【読書】万城目学「鹿男あをによし」

「鹿男あをによし」を読んだ。何度か読んでいるがやっぱり面白い。改めて読んで面白かったのは、児玉清さんのあとがきである。この本には「坊っちゃん」との共通性があることを指摘する。解説を読むうちに、児玉さんと一緒に読み直しているかのような感覚を抱く。この本を持って奈良を歩けば、空想的・幻想的な出来事に遭遇するかもという言葉も妙に説得力がある。奈良観光をお昼間にゆっくりしてみたくなる1冊だ。