宗教って…。②
こんにちは、お疲れさまです。
《宗教(仏教)との出会い…》
自分自身、思い返してみても《宗教》について、何となく考えてみるようになったのは、高校生ぐらいの頃だったでしょうか。
通っている高校が〈禅宗系〉の学校なのに、その事についてな〜んにも知らない、学校側も一切教えてくれる訳でも無いと云う状況に『これで良いのか?』と疑問を持ったのが最初だったと思います。
幸いにして2,3年生の時の担任が、偶然そこの寺院の和尚様だったものですから、興味半分,からかい半分(←授業の進行を遅らせる企みw)で、色々な仏教に関する質問をぶつけた思い出が有ります。
ウチの担任は本当に〈生真面目な和尚さん〉でしたから、『本当に《仏教とは…》なんて、話しだしたら、とんでもない時間が掛かるし、すご〜く難しいんだぞ。それでも良いのか?』と真面目に悩んでくれた、(今思えば)本当に誠実な先生だったと感謝しています。
さて、いざ授業を中断して『法話』が始まると、自分自身は多少興味が有りましたので結構聞いていましたが、他のクラスメイトは〈コレで授業はストップだ、ラッキー♪〉と思ってヒソヒソ関係無い話をしているのが大半でしたから、本当に《しょうもない悪ガキばかり》だったなと、今では懐かしくもあり、反省もしています。
ただ、流石に『そもそも仏教とは…』では、いつまで経っても終わらない事は分かっていたのでしょう。教科書に載っていた《仏教用語の解説》をしていましたので、結局「分かったような分からない様な…?」でその場が終わってしまったのは、ちょっと残念でした。
《本(読書)にハマった学生時代…》
高校生ではそれ以上難しい本を読むところまでは辿り着きませんでしたが、先生の真摯な姿勢は〈仏教の奥深さ〉を感じさせてくれました。
その後、大学生に成り東京の大学へ通う様になって、元々読書好きだったのもあり、大学近くの神保町や通学ルートに近い《八重洲ブックセンター》等に入り浸る様に成りました。
大学生に成ってからは、本当に『活字中毒』と揶揄われる程、読書には没頭しました。とは言え、全て学術系では無いですよ。国内,海外ミステリなんかも大好きでしたし。ただ、今迄の人生を振り返っても、あれだけの《読書することの楽しさ》を満喫していた期間は無いですね。サークル仲間からも「お前が本を持っていない時は無いな」とよく呆れられていました。
そうした日々を送る内、『倫理学』の講義で「旧約聖書」について学ぶことになり、ほんの一部だけの紹介で一向に喰い足りない結果だったので、よく有る『初めての人にもわかる○○教』の類の本を読むように成りました。
又、阿刀田高さんの『…を知っていますか』のシリーズも、とても面白かったのでよく読みました(このシリーズは、老若男女に分かりやすく書かれていて尚且つ勉強にも成りますから、本当に御奨めします)。
名前こそ知っていても、其処に何が書いてあるのかまではよく知らない、《入信》したい訳じゃないけど、信仰する人々は何処に惹かれて入っているのか知りたい…、当時はそんな気持ちでした。
その頃は、○○の○学や、○○○真理教の本が大っぴらに普通の書店で売られていて、他にもおかしな宗教が跋扈していた時代ですからね(腕時計屋と英語塾経営のオジサンも何か色々書いてたなww)…。ソッチ系に引っ張られなかったのは、自分なりに真剣に学んでいたお陰だと思います。
こうしてフラットな気持ちで、世界の宗教から“広く浅く”読み始めるように成りました。『仏教について』が中々出て来なくてごめんなさい…w。しばしお待ちを。
(続)