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混沌とした時代に…。①
こんばんは、お疲れさまです。
今日はいつもと趣向を変えて、現在の国際,国内の政治・経済について思うところを語ってみたいと思います。あくまで個人的意見ですので、堅苦しく考えずにお読みいただければと思います。
《米国の大統領選》
米国の大統領選も終わり、トンでもないヘアスタイルのお爺さんが再び大統領に成りましたね。あの人の執念と云うか原動力と成っているのは何なのか、本当に不思議な人ですね…。
彼はそもそも《時として強引な取引を得意とするビジネスマン》です。彼の“Deal”という言葉には、ハゲタカの如き「やり手のビジネスマンの匂い」が強くします。『大統領というこれ以上無い公職』に就いて、一体何がしたいのでしょうか?根っ子がビジネスマンの人ですから、最終的には結局《自己利益追求に》走るのでしょう。
例えばオバマ元大統領の場合は《弁舌鮮やかで有能な“弁護士”》でした。彼のスピーチには自信が漲っていて、聴衆の心を掴み、素晴らしかった。但し、その後の政治的な成果は、スピーチ程の結果が伴わなかった事が大きなマイナスでしたw。《法律を武器とする弁護士と、時には法すら超越する政治家の“ネゴシェイト”は全く異なる》からです。
でも、自分自身の淀みの無い完璧な演説をしている時、『何とも言えない自己顕示欲の発散を感じ、語っている自分自身がそれに酔っている様な雰囲気』が有りました。彼にとっての《大統領に成る為の原動力》は其処に有ったのかなとすら思います。他国の一人として見たら「それってどうなの?」とも思いますが…w。
つまり、この点において二人は同じなのです。要するに《真の“政治家”》では無いと云うことです。そして皮肉なことに、オバマと云う強い振り子の傾きが生まれたお陰で、真逆のトランプと云う振り子へ大きく振れてしまった訳です(バイデンとクリントンは敢えて省略しますw)。その点では、ここ何期かの政権の荒れ様は、民主党にも共和党にも、どちらにも責任があると思います。後は『大統領選自体を“お祭り騒ぎ”にしてしまう』米国人の国民性も有るでしょう。
《国家の分断》問題も、哀しいことですがオバマ氏の存在が発端で、そこからBLM,LGBTQ等へと飛び火し、トランプ騒動、議会乱入事件に至るまで、振り子が大きく振り切れてしまったのだと感じます。
《大統領の“適性”》
さて、そう成ると“Deal”が大好きなビジネスマンの大統領は、今度は何を成し遂げたいのでしょうか?
前回の大統領時には偶然景気が良かっただけで、明確な経済政策遂行の結果では有りません。正直言って彼は《商売敵とネゴシェイトする事は得意》でも《国家間のイデオロギーや、地政学的な見地から見た国際的な利益分配,紛争解決》については、彼は「政治家」ではないので“ほぼズブの素人”と言っても差し支えないでしょう。コレは決して悪口ではありません。《ビジネスと政治の“ネゴシェイト”は全く異なる次元》であり、人にはそれぞれに《適性》と云う点が有る、という事です。
したがって先ずは《米国第一主義》を掲げて、民意を惹きつけ、やり易い所から手を付けていくのでしょう。ですが、彼にもよく分からない《世界レベルの経済や紛争解決の事》となると途端に“不安になって”しまうようです。アドバイザーも、個人的な好悪の感情で判断してしまう人ですから大変です。前回の任期中は《気に入らない奴はドンドン馘首》にしていましたが、さて今度の人選はどうなることやら…。
安倍さんがもしもまだ生きていたら、きっと優秀なアドバイザーとして《いの一番》に電話を掛けてきたことでしょう。かえすがえすも残念なことです。
先日新聞で《自国第一主義》と《国際協調主義》はら歴史上、必ず『戦争』を挟んで世界で交互に繰り返してきている、と云う説を読みました。そうなると、今後も《自国第一主義が盛んに成っていく》のだとすれば、強い軍事力を持つ国が『自国発展の為』を理由に、他国への侵略を開始するのでしょうか。ここ80年くらい世界規模の大きな戦争は有りませんでしたから、又再び《自国第一⇒軍国主義》の時代が訪れる可能性は否定できません。
(続く)