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辛いものも好きです

ごきげんよう。こんにちは。
新大久保に行ってきた人からお土産をもらいました。
一品のジャジャン麺4袋入り。
美味しいんだよねぇ、これ。
インスタントしか食べたことないんだけどさ。
いつか本場のを食べてみたい。

さて今日はこれまでに読んだ本をいくつか紹介してみたいと思います。
読んだ時期はバラバラでかなり時間が経っているものもあるので、詳細まで覚えていなかったりなので感想は一言ずつになっちゃいました。
ごめんなさい。

第1弾は韓国のおすすめ書籍です。


1冊目は「82年生まれ、キム・ジヨン」。
著者:チョ・ナムジュ
翻訳:斎藤真理子

ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかの様子のキム・ジヨン。誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児……キム・ジヨン(韓国における82年生まれに最も多い名前)の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。

Amazon商品ページより一部引用

この本は映画化もされています。映画はまだ観ていません。
日本より韓国の方が女性が生きづらいのかもって思ってしまった本でした。
ついテーマに目が行きがちですが、文章がなかなか巧妙だったので本が好きな人にオススメしたいです。


2冊目は「アーモンド」。
著者:ソン・ウォンピョン
翻訳:矢島暁子

扁桃体が小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。祖母から「かわいい怪物」と呼ばれた彼は、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、黙ってその光景を見つめているだけだった。事件によって一人ぼっちになった彼の前に現れたのは、もう一人の〝怪物〟ゴニ。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく――。

Amazon商品ページより一部引用

韓国の小説ではかなり有名なので読んだことがある方も多いかもしれません。
ギョッとしてしまう場面も多くて(特に冒頭)ビックリしましたが、読んでいくとおもしろくて夢中になって読んでしまいました。
韓国ドラマみたいですね、最初だけ辛抱が必要というか。
日本に住んでいる感覚で読むと感動よりも衝撃の方が上回るかもですが、面白かったです。
文庫も出ているのでまだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。


3冊目は「ペイント」。
著者:イ・ヒヨン
翻訳:小山内園子

事情により子どもを育てられなくなった親が、子どもを預ける「NCセンター」が設立された近未来。そこでは子どもが親を選ぶ面接「ペイント(ペアレントインタビュー)」が行われている。そんなNCセンターに在籍する17歳の少年ジェヌが、この物語の主人公。

20歳のセンター退所期限までに親をみつけなれば、センター出身という経歴がIDカードに刻まれる。過去にNCセンター出身者による犯罪が行われたことで、社会にはNCセンター出身者への偏見が存在し、その経歴が刻まれないよう、子どもたちは必死にペイントを続けている。
しかし、ペイントにやってくる親候補の多くは、養子縁組することで受け取れる福利厚生が目的。親候補たちのとりつくろった笑顔と、透けて見える本音を、ジェヌは瞬時に見抜いてしまう。
NCセンターの退所期限を3年後に控えたジェヌは、ペイントをしながら、親や家族という存在について思索し、自分の進む道をつかもうとする。

この本はヤングアダルト文学に分類されるかもしれないのですが、大人が読んでも面白かったです。
でもきっと若い子とは違う目線で読むことになると思います。
自分は親(大人)として子どもたちの目にどう映っているのか、親子の関係ってどの程度の距離感がいいんだろうと考えてしまいました。
作品中に出てくるたくさんのハイテクなシステムがすごく面白くて、私はそっちが気に入りました。


4冊目は「夢を売る百貨店 本日も完売御礼でございます」。
著者:イ・ミイェ
翻訳:鈴木沙織

ここは、眠っているときにしか訪れることができない<ドルグート夢百貨店>。
どこかに存在するこの不思議な街の住人・ペニーは、そんな憧れの百貨店に就職したばかり。
店主ドルグート、個性豊かなマネージャーたち、作品を生み出す夢師、不思議な生き物ノクチルカや妖精たちに囲まれながら、さまざまな夢を買いにくる客たちと出会う。
気になるあの⼈の夢、家族の帰りを待ちわびる⽼⽝がみる夢、繰り返す悪夢、夢追い人がみる夢、いまは亡き⼈との再会——。

「<夢>はこんなにもリアルなのに、自分の無意識が作り出した幻に過ぎないなんてホントなんだろうか」

著者のそんなふとした疑問から生まれた、やさしい連作短編集。

Amazon商品ページより一部引用

これは架空の世界のお話で、設定が面白かったです。
連作短編集なので少しずつ読み進められたのと、主人公もだんだん成長していくのでほっこりした気持ちで読めます。
ドキドキハラハラよりもやさしいお話を読みたい時におすすめです。


5冊目は「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」。
著者:ファン・ボルム
翻訳:牧野美加

ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。
それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。

新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。

Amazon商品ページより一部引用

この本については過去の記事でもふれています。

本当にすぐそばにありそうな日常の中で登場人物たちがいろいろな思いを巡らせるお話です。
読んでいて共感できる場面や自分の中でモヤモヤしていたことがわかる場面もあって読んでよかったです。
長編小説ですがシーンが細かく分かれているので休憩しつつ読めます。
日々の生活で悩んだり少し疲れたときに、手を差し伸べてくれるというよりは、そっと背中に手を当ててくれるような印象のお話でした。


海外小説を日本語翻訳したものは、読んでいて退屈になったりなかなか読み進められなかったりすることが多い私ですが、韓国の書籍はわりとすんなりと読めました。
きっと日本語と韓国語の文法が似ているから翻訳しても違和感がないのかな。
物語の舞台は韓国なので、文化や常識などが違ってそれも面白いです。
また気になる本を見つけたら読んでみたいです。

ちなみに韓国ドラマも好きなのだけどなかなか観る時間がありません。
観たいドラマを観られないうちに新しいドラマが始まってしまう…。

読んでいただきありがとうございました。
それでは、ごきげんよう。

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