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世界自閉症啓発デー

今日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。

うちの息子は自閉症スペクトラムであることを、まわりの人たちに知らせていません。ごく仲の良い、同じ境遇の人にしか話していませんし、最近はまたあまり話していません。

カミングアウトすることが理解を深めることにつながったり、周りからの援助があったり、直接的ではなくても、生きにくさを緩和してくれる力になることは間違いないと思います。

わざわざクラスの懇談会で時間をとってもらうものでもないですし、遠慮もあります。一番は、当事者は息子であることに私はひっかかっています。そういう話になったらでいい、と夫婦では話し合っていますが、どうなんでしょうか。

わかりにくい困難さなので、きちんと伝えないと理解してもらえないです。

靴下履くのが嫌だ。感覚の違い、足首の上まで隠れた靴下でないとイヤだというこだわり。夏は暑そうだけど、彼にはそれでなきゃいけないのだ。

薬を飲んだら、朝、夕と次に飲むものが上になっているように重ねる。袋の中でも薬の定位置があり、薬も錠剤を上から順に飲むということが彼の中では決まっている。どんなに時間がなくて、学校に遅刻しそうになろうが、私が変に手伝って、勝手なことをすると怒り出す。彼の中ではそれでなきゃいけないのだ。

そうあることが、彼の安心。よくいえば、几帳面。

兄妹はおおざっぱなので、少し見習ってほしい。私も見習わねば。


他にもいろいろと、困難はある。


特性を短所とみるか、長所とみるか、見方によっても違うが、まずは自分の特性に気づく、自己理解からだ。

息子もそろそろ自分の特性・診断名について理解できるところまできている。苦手なところを克服したいと思っている。息子にまずはカミングアウトし、周りに話してもいいか、話すことでどう周りが変わるか、予想しながら、息子と決めていきたいと思う。


今年の私の啓発運動はここまでしかできなかったけど、来年はもっと違う動きをしているかもしれない。そして、いろんなことがいい方向に進んでいっていることを願ってやまない。

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