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ここはどこ。追跡

まりこの居ないイタリア🇮🇹に到着🛬。

お迎えにまりこの婚約者がきてくれた。

『しじみちゃん』

知ってる顔にホッとして。
2人して顔を見てまりこを想い、泣いた。

ねぇ、まりこ。
今あなたはここにいるの?
自分のいないここに彼と私が2人。
まさか嫉妬してないよね?笑
やめてよね!
人の彼を取ろうなんて。
あなたみたいな真似はしない笑

まりこはオトコがスキなんです笑
わかりますか?
まりこはそういう子なんです。
ここまでくるまでに沢山揉めたんです。
絶縁もしました。勘のいい方ならわかるはず。
ちょっといや。そこはだらしない。
でも、私、彼女を信じてます。

まりこがイタリアでどんな風に過ごし、
婚約者の彼とどんな会話をしたのか。

私はイタリア行きの✈️の中で。
まりこを追跡していた。
自分にきた✉️を何度も読み。
まりこならば…
そんな風に想像して。
何個も色々な選択肢を考えた。

でも婚約者の彼からの話とまりこが言っていた事はあまり差がない。
私にも同じような事を伝えていた。

なにがまりこの真実なのだろう。
探偵🕵️‍♀️ばりに笑
まりこを追った。

だってまりこがどんな気持ちでイタリアで
過ごしていたのか。
あと婚約者の彼だって報われない。
どんな事でもいい。
まりこが亡くなる日までの気持ちが知りたいよ。

いつもなら連絡がきて。
まりこの話を聞いて。
あーでもない。こーでもない。
そうやって1つずつ私達は自分の悩みをお互いに解決していった。

ねぇまりこ。
そこにいるんでしょ?
それならどうか帰る日までに導いてくれない?


イタリアで過ごし方
まりこの好きだったお店でまりこが好きなものを注文した。
婚約者だったまりこの彼と泣きながら話して結局ほとんど喉が通らず。
ずっとまりこの話をしていた。

まりこと行ったお店など記憶を辿りながら迷子にならないように少しずつ動いた。
ただ思い出して辛くなっただけでまりこの真相がわかる手掛かりが一つもなかった。

帰る日。
まりこと神様にお願いをした。
もう今日しかない。
何でもいいから導いて!!!

たまたま入ったカフェで日本人らしき男性に声を掛けられる。


『もしかしてしじみちゃん?』

【何故、こんな遠く離れたイタリアで
私の名前をご存知で???】

そう。
彼こそ。
まりこがマリッジブルーになった時に泊まっていた日本人の男の子だ。名前は光一。

彼はもうバイトが終わるので
誘われるまま、彼のお家にいった。
まりこの話を聞ける!ありがとう。
そう思った。

光一のお家はアパートメントでよく映画やテレビでみるような。
パートナーと一緒に暮らしている。
相手は男性。

外国は日本よりオープンだし
そこに偏見があるのはごく一部だとも思う。
寧ろそんな境遇に生きてる人は余計に周りからの気持ちを察する力がある。
沢山、傷ついてきたからこそだろう。
特殊能力だとも思う。

とても繊細な男の子だった。


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