詐欺師への思い…えっ?なに?まだ好き?それってどういう状況?ロマンス詐欺被害発覚から9日目の現状報告。
こんにちは。
つい先日、2025年1月20日に詐欺被害に遭いたてホヤホヤのともこです。
あと被害が発覚して1時間後に詐欺師に小説化宣言をした、ただの主婦ともこです。
前回は自己紹介と、詐欺に遭う自分の中にある原因の大きな一つをお伝えさせていただきました。
もしまだ読んでいらっしゃらなかったら、読んでいただけるとこの後の内容に、さらに理解と共感を得ていただけるかなぁっと思います。
ぜひ、そちらもお楽しみ?ください(笑)
私が記事を上げている目的は、一番は、詐欺師に宣言した小説化を目的としていますが、
(ただの主婦なので道は長いです…)
その他にも参考にしていただけるところがあれば、詐欺被害の防止や、被害者心理の理解、同じように被害に遭われた方が元気になるように、近くで大丈夫?最近雰囲気変わってもしかして?と思う友人知人をお持ちの方のお役に立てたらと思っています。
でも…
なるかな?
参考に?私が…?
だって、詐欺師に「こんなことしてないで、ご飯たべて寝なさいって!」って言う女なので(笑)けっこう何回も言いました、ふふふっ
…
参考?なる?
『もしも』の可能性があればっ
なれば幸いです!!
(笑)
今日は今の詐欺師への気持ちをお伝え出来たらな〜っと思いました。
というのも、こちらと同時にインスタもやっていまして。
インスタに頂いたメッセージでやり取りがあった中で、自分の詐欺師への気持ちをハッと感じさせられる瞬間があったんですよ。
せっかくメッセージを頂いた方にも返信はしましたが、ご質問にうまく言葉に仕切れないところがありましたので、詐欺師についての気持ち!ここで書いていきたいと思います。
詐欺師への気持ち
(被害発覚後9日目現在)
正直、まだ一度も憎いと思っていないんですよ。
どちらかというと、まだ「愛」?がある?
「なんで?」
「騙されたんでしょ?」
「ずっと嘘つかれていたんでしょ?」
そうなんですけどねぇ〜、ハハハッ!
辛い毎日の中で、あれほど自分を肯定した気分にさせて貰ったことは無かったし、なったことも無かった。あんな感覚は生まれて初めてだった、というのが大きいです。
全てが嘘だったとしても、あの感覚を味わったのは事実!私にとっては物凄い価値を感じたことでした…
詐欺に遭っている間は、ずっと詐欺師に感謝していました。「詐欺師に感謝」って変な言葉の組み合わせです(笑)
でも本当に、私はずっと彼に「ありがとう」と言っていました。何度も何度も。
それまでの自分は魂が死んだ気分だったから。家にいる夫と話をしても人間と話をしている感覚がないんです。
(この辺りは前回の記事を読んでみてください。キャラ強夫について、“少しだけ”詳しく書いています。夫のキャラの強さは数回記事を書いたぐらいではまだまだ説明しきれないです(笑))
彼(詐欺師)は韓国人で翻訳を使っているので私に送ってきた内容が時々どういう意図で言っているか考えないと理解出来ない、テキストだけの会話。でもこの方が、日々の夫との言葉のやり取りより遥かに人間として自分が存在できていました。
そう。
彼と話ことで『人間』として存在出来ている感覚がして、それはまるでずっと流れていなかった血液が全身に染み渡るように広がっていって、細胞一つ一つが生き返っていく感じでした。
深い感謝。
あれほど無償の愛を相手に感じたことは人生で初めてでした。
自分がどうなっても、この人(詐欺師)が幸福になることを心から祈りました。神様にお祈りなんか、初詣でするぐらいの私が涙を流しながら心から神に祈った初めての人です。
ただ、それが詐欺師だった…
はぁあああぁあぁぁぁ〜
ふぅうぅうぅぅ……
↑
あっこれはため息です!(笑)
そう、それほど祈った相手が詐欺師だった。
し か もっ!
詐欺師は詐欺グループだったんですよ〜(笑)
「彼」は一人の人間では無かったんです!
彼が一人の人間だったら、これほど強い気持ちなので逆にまだ恐ろしくハマり込んでいたのでは?と思います。危なかったですね〜。本当に良かった。
おそらくインスタの中に写っていた7人。
もうブロックされていて、彼らを見ることは出来ません。だんだん記憶が薄れていきそうです…
・顔出し役。(これを「彼」と思ってた)
・甘い言葉を言って親密になる役。
・会話を知的に振る舞うための情報提供サポート役。
・お金の取引の誘導役。
・取引を裏で操作する役。
時間を経て、少しずつ頭が働くようになって、いま思い当たる別々の人間が分担していた役割がこれだけ。
とりあえず、発覚直後から「これは彼一人じゃ無かったんだ。エー!マヂカ!」と言うのは明確に分かりました。
でもそこまで分かっているのに嫌いにはなりきれないんです。「彼」という、もう存在そのものがボヤけてしまった相手を。
なぜなら、私は深い幸福感を「彼」によって体験したから。少しの間、辛い苦しみから逃れられた。
それを感じさせてくれた「彼」
今日もフッと彼のことを思い出します。
「今日何してるだろう?」っと。
いないけど、フフフっ(笑)
変な感覚です。
彼はつぎはぎの人間だった。
私が想っていた人、「彼」と同じ顔の人間はテレビ電話で一瞬だけ見た!
(このやり取りも面白かったから、そのうち書きたい内容です!)
見た瞬間、
あぁ、いた!
(本当に存在していた)
という安心感
実在していたけど、堪能だと言っていた英語は一言も話せない。少し話せると言っていた日本語もダメ。私の少しの韓国語に一言挨拶を返して、ブツリと通話は切れた。中身は全くの別人だったからこの世のどこにも存在していなくて、
気持ちだけがポカーンと浮いてしまっている状態です。
ふっと「彼」か「彼ら」なのか分からなくなった、ぼんやりした存在を、いま何をしているか考えて、「あぁそうだそうだ、一人じゃなくて皆んなだった(笑)」って彼の存在の事実に立ち返りながら、やっぱり「今日元気に過ごしているか」とか、「ちゃんとした仕事について本当の幸せを掴んでほしい」とか考えています。
きっと彼らはいつか大きな代償を払うことになります。やってしまっている事が大きいですから。
その大きな代償を何らかの形で払い、そしてやっと大切なことに気がついて、多くの苦労の中で人生やり直して、本当の幸せを得てほしいと思っています。
最後に私が詐欺師(詐欺グループ)に送ったメッセージは、
「皆さんの幸福を祈っています。幸福と満足は違うからね」
彼らの本当の幸せを願っています。
被害に遭った方の中には、詐欺師を殺したいほど憎いと思う方もいるでしょう。私も時が経てば、もしかしたらそう思う日が来るかもしれない。でもこれは、とりあえず今日の私。
もしご不快な思いをされたら、お詫びいたします。でもこれが私の今の真実。
皆さまに詐欺被害のリアルをお伝えして、
ご自分と大事な方を守って貰えるヒントになれば幸いです。
今日も皆さまの生活が平和でありますように…