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「いのちが一番大切だと思っていたころ生きるのが苦しかった
いのちより大切なものがあると知った日生きているのが嬉しかった」

星野富弘

ある方のnoteをみてこの詩を思い出した

確か、小学校の修学旅行で日光に行く機会があり
星野さんの展示会に行ったときに
先生から
一番すきだと思った詩を書きとり家に帰ってから
親御さんに披露しようという宿題を出された。

星野さんは簡単にいうと体育の教師で、授業中にケガをしてしまったことで
後遺症によりカラダが不自由になり口でペンを持ち詩を書いている人だ
(失礼な書き方だったら申し訳ない、)

この詩を選んだ小学生のわたし
昔から思慮深かったのか、
自分としては割と自由奔放に生きていた気がする

これを聞いた母はどう思ったのか
確か、確か、泣いていたような気がする

きっと小学生のわたしは心を動かされていた
概念を壊されたような気がした

自分に子どもができたとして、この詩をお土産として
贈られたとしたら
号泣してしまうだろうな(  笑  )

今この詩を見ても
なんとも心臓がぎゅっとして目頭が熱くなる

何十個のうち一つ
お気に入りの詩が見つかればいい方だと思っていて
それを見つけるまでに飽きてしまったり

そんなこんなで詩を読むということを
義務教育の間でおわらせてしまっていたな

詩を見つけるとは、という思いだが
この機会に探しにいきたいなと


この詩を読んで確かにその時の私は救われて
胸がスッっとした
この詩をずっと大切にしていきたいと思ったような

全てが確かでないのが悔しい気もするが、
ふとこの年になって思い出すような
素敵な詩に出会うことができてよかったなあと


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