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オーストラリアのスポーツビジネス&文化視察レポート。海外事業進出への足がかり

2024年12月11日〜17日、今後の海外事業進出を見据え、オーストラリアでスポーツビジネスと文化・歴史の視察を行いました。

この出張を通して得られた学びや気づきを、ベンチャー企業ならではの視点とスピード感と共にお伝えします。

<この記事を書いている人>
中澤雄貴|新規事業推進課 ACT事業部 

学生時代にアメリカ留学を経験し、スポーツや政治、法律を学びながら現地の体育会サッカー部で活動。卒業後は商社での海外営業や日米でパーソナルトレーニング事業を経験。日本に帰国後はスポーツ科学の修士課程を修了し、現在はLiiのACT事業部で働いている。

<出張に行ったメンバー>
CEO・廣瀬、COO・羽田、ACT事業部・中澤、商品開発部・図師


ベンチャーならではのスピード感と成長機会

2020年のLii sports事業開始から4年間で約20店舗、社員150名まで急成長を遂げたLii。2024年からはACT(フィットネス施設)事業やメーカー事業など、国内外で事業領域を急速に拡大しています。

「運動を必要とする人に、より早く、より多くのサービスを届ける」という使命のもと、経営陣と近い距離でたくさん挑戦ができる環境は、ベンチャー企業ならではの魅力と言えるでしょう。

今回の出張は社内公募で企画から通訳までを一貫して担当する人材を募集しており、自分の成長機会に繋がると考え応募しました。入社4ヶ月目の私が参加できたことからも、Liiには挑戦する人を応援する文化が根付いていると感じます。

特にLiiでは海外事業に注力しており、インドネシアを皮切りにシンガポールやアメリカなど、段階的な海外進出構想を描いているところです。

運動の普及を通して社会に貢献していく中で、国際的に活躍したい方にとって、Liiは成長できる絶好の場所となるはずです。

なぜオーストラリアなのか?

Liiは今後、事業を通してある超大企業を超えるインパクトの創出を目標の一つに掲げています。「Just do it」というスローガンで知られるNIKE。おそらくほとんどの方がNIKEの商品を手にしたことがあるでしょう。

NIKEは陸上シューズ事業から始まり、スニーカーという大衆向け事業への転換を経て、現代に至るまで「運動をより身近に」してきました。

私たちも、全世界80億人が手に取れるようなブランドを創り、商品やサービスを通して運動をより身近に、楽しく、ワクワクドキドキが広がる世界観を創造したいと考えています。

その第一歩として、海外マーケットを肌で感じるために今回のオーストラリア視察がスタートしました。

オーストラリア出張の目的とスケジュール

出張の目的

目的は以下の3点です。

  • スポーツブランドメーカーの品質管理や製造工程の視察すること

  • オーストラリアのスポーツ文化に触れ、国民のスポーツへの向き合い方を肌で感じること

  • 子どものスポーツ留学の仕組みについて調査すること

出張スケジュールとハイライト

  • 12/12 メルボルン到着

    • 現地のセミプロサッカー選手とディナーへ。

    • オーストラリアについて様々な情報を教えていただきました。

  • 12/13 UBX(ボクササイズ)体験&商談・大井健太郎選手のスクール見学

    • UBX Balaclavaを訪問し、CEOのMicheal Jordanさんと対面。

    • その後、プロサッカー大井健太郎選手ご夫妻とランチをし、KSSスクールを見学。

    • 夜はバスケットボール観戦を楽しみました。

  • 12/14 Only sport訪問 

    • スポーツメーカーOnly sportを訪問し、商品開発について意見交換。

    • 南半球最大のモールといわれるChadstone Shopping Centreを視察しました。

  • 12/15 Australian Sports Museum訪問

    • オーストラリアのスポーツ文化を学びました。

    • その後、シドニーに到着。

  • 12/16 田代有三選手と対談

    • 元サッカー日本代表の田代有三選手とランチ。

    • 夜はクリケットの試合を観戦しました。

  • 12/17 帰国

各訪問先での学び

UBX体験と商談

UBXはボクササイズとHIITを融合したトレーニングを提供するフランチャイズジムで、テクノロジーを活用し顧客の運動習慣をサポートしています。UBX Balaclavaでは現CEO Micheal Jordanさんにご案内いただきました。

気さくなお出迎えの後、早朝にもかかわらず厳しいトレーニングで徹底的に追い込んでもらったのは良い思い出です。

COOの羽田も2月に入社予定の商品開発部部長・図師も、役職に関係なく何でも全力で取り組み、とことん楽しむのはLiiらしくて素敵なところ。

UBXはNPS(顧客満足度)が82と高く、運動弱者へのアプローチ方法など、多くの学びがありました。フランチャイズ展開についても情報収集し、今後の海外事業展開のヒントを得られたのは大きな収穫です。

KSSスクール見学&大井健太郎選手と対談

元Jリーガーの大井健太郎選手ご夫妻と食事をした後、大井選手が運営するKSSスクール(Kentarohohi Soccer School)を見学しました。

※大井健太郎選手
約20年間ジュビロ磐田などのJリーグで活躍し、世代別日本代表でプレーした経験もある選手。現在はオーストラリアで現役選手として活躍するだけでなく、2023年からスクールを立ち上げ、コーチとしても活動されています。

オーストラリアのサッカー事情やスクールビジネスについて話を伺い、トップアスリートのバイタリティに感銘を受けました。

大井選手からは「結果を出す上で一番重要なのは気持ちの強さ」という言葉をいただき、自身の仕事にも通じるメンタルの重要性を再認識しました。

また、英語と日本語が飛び交うスクール環境に衝撃を受け、私自身、留学中にサッカーを通して英語力を伸ばすことができた経験から、「スポーツ×留学」や「英語学習事業」の可能性を改めて感じました。

サッカーのプロテストを受けた経験を活かすことができ、コーチのオファーまでいただけたのは嬉しい誤算でした(笑)

Only Sport(スポーツメーカー)見学

CEO・廣瀬の知人であるHarry Papageorgiouさん(Malvern City FC役員兼メーカー経営者)のオフィスを訪問。質問が止まらない私たちに、Harryさんは丁寧に答えてくれました。

たまに天然でボケてしまい、通訳機能が停止してしまう中澤でしたが、ただの笑いに変えてくれた、弊社CEOらには大感謝です。

今後ブランドメーカーの立ち上げ構想があるLiiにとって、貴重な情報を得る機会となりました。

来年5月には中国の広東フェア(展示会)に参加することも決まり、今後ブランドメーカーとしてどのような事業展開をしていくか、今から非常に楽しみです。

Australian Sports Museum訪問

オーストラリアのスポーツの歴史と文化を体験的に学べる国立スポーツ博物館を訪問。

エンタメ要素が散りばめられた体験型の博物館で、自然と体を動かしてしまうような仕掛けが多くありました。

メンバーそれぞれが真剣に、まっすぐに、全力でゲームを楽しんでいたのが印象に残っています。

エンターテイメント性溢れる展示方法やデバイスは、Lii sports事業やACT事業に活用できそうです。

サッカー元日本代表・田代有三さんと対談

シドニーでは田代有三さんとランチ、対談をさせていただきました。

※田代有三さん
鹿島アントラーズやヴィッセル神戸などのチームでプレーし、日本代表でも活躍。現役生活の最後をオーストラリアでプレーし、引退後そのままオーストラリアでビジネスを立ち上げて暮らされています。

田代さんからも「結果を出す上で一番大切なのはメンタル」という言葉をいただき、誰にも負けない強みを持つことの重要性をここでも学びました。

また、鈍感力や忘れる力についても語られ、過去を引きずらず常に前向きに進むことの大切さを教えていただいたのも印象に残っています。物事の捉え方は弊社CEOの廣瀬と重なる部分があると感じています。

高みを目指す上で大切なのはメンタルと鈍感力。

力強いお言葉をいただきました。

スポーツ観戦(バスケ・クリケット)

出張の最後に現地の熱狂的な応援を体験し、「スポーツ観戦」と「幸福感(≒心身の健康)」の相関関係を実感しました。

日本は自殺率が世界で第5位(世界保健機関資料(2023年2月))と多いことも有名で、時折社会の閉塞感や感情鈍麻が話題になりますが、こうした背景の中で、スポーツを通じて感情を存分に表現したり変化させたりする機会の重要性を改めて感じています。

感情を表現する機会としてのスポーツの価値、そして「する」だけでなく「見る」ことの価値も再認識しました。

オーストラリア出張を終えて

今回の出張を通して、異国におけるスポーツの素晴らしさを体感しました。スポーツは言語を超えて人と人とを結びつける力強いツールです。

オーストラリアでは、街の至る所にスポーツをする場所があり、老若男女がそれぞれの方法で運動を楽しんでいる。このような環境が、スポーツへのハードルを下げ、運動に対する入口を広げているのだと思います。

今回の学びを活かして、ACT事業の拡大やLiiの海外事業立ち上げに貢献し、世界中の人々を巻き込み圧倒的なインパクトを与えられるよう、日々の仕事に取り組んでいきます。

何か新しいものを見つけたら自らなんでも挑戦する弊社COO羽田。年齢も役職も関係なくいつでもどこでもできるのが、運動の良いところ
有名ジェラート店の店内デザイン。日本とは違う海外の視点全てがブランディングやデザインの勉強になります
今回の出張をサポートをしてくれたメンバー

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