Photo by 028mikoto 蜩と日暮の私 12 ろく 2022年10月12日 06:22 風が優しくなってきた日差しが柔らかくなってきた景色が移ろい叙情を帯びてきた十月の夕陽気配を忍ぶ暑さと日暮あなたは煩くないよ素敵だよあなたのお陰で私はいつも夕暮れと共に思い出を沈める結末の後の帰り道吸いもしない煙草を燻らせて街灯のない方に向かう時あなたの声が側にあるもうすぐ光が届かなくなるその時に輪郭がぼやけてしまうその時に誰そ彼だれそかれあなたの声に彼方の暗闇に私の不安にほっと私は安堵する ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #蜩 12