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玉蟲

何色に光って、何を映すのだろう

貴方の人生は
低空飛行の墜落寸前かもしれない
私の道程は
登る事を諦めるくらいに急勾配かもしれない

それでも私たちは鈍く、時に華やかに輝いて
見た目だけの石ころか
光らない宝石か
人それぞれに落ちている

それでも貴方たちは本能のままに
光に魅入られ、吸い寄せられて
虫けらの分際でと罵られる

私は貴方を宝石だと思う
貴方は私を虫けらだと思う

どちらも間違っていて間違っていない
いづれも正しくて正しくない

それでも私は背中で語る
それでも貴方は空を舞う

私は飛ぶ宝石なのだと
貴方は私の大切な虫けらなのだと

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