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学マスは「アイマス2.0」なのかもしれない
狂うほどハマっている
ゴールデンウイーク辺りからアイマスミリオンライブのアニメを見はじめた。なかなか面白かったから、ミリシタや放置していたスターリットシーズンをやりながら久しぶりにアイマスという巨大コンテンツを楽しんでいた。そんな中、「学園アイドルマスター」からリリースされるのを聞いたが、やはり自分は765プロの無骨な感じが好きなんだ、シャニのような洒落ついた奴は興味なし!と訳の分からない頑固さで見送ろうとしていた。
まあでもリリースされたしちょっと触ってみるかとやってみたら、狂いそうになる位はまってしまった。まだ、2週間位しかやっていないが間違いなく今年度一番力を入れたことは学マスになるし、業務経験の欄に「初星学園でのアイドルプロデュース経験」と自信をもって答えられるくらいにはプレイしている。最近は、日付更新される朝5:00に目が覚めてしまって、それが原因の寝不足になり体調を崩しかけてしまった。
なんでこんなにはまってしまったのかと考えると、自分が元々好きだった765プロAS作品のアップデート、リメイク色が強いんだなと感じることが多かったのでそこらへんについて書いていきたい。
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けっこうやっている方だと思うのだが、どうなのかな?
「アイマスSP」のめっちゃプロデュースしてる感
そこまでファンではないです…
先に言っておくと、自分はアイマスについて強火なファンではない。(そもそも、アイマスのファンってそれこそ天井知らずだから…)765プロに思い入れがあったというくらいで、デレやミリ・シャニなんかはあまり触れず、ニコニコ御三家の中だったら一番ハマっていたよねくらいの認識である。
初めてさわったのは「アイマスSP」
そもそもアイマスを知るきっかけは、ニコニコで我那覇くんの動画をみたのがはじまりだ。(察しのいい人は分かると思うけど例のアレっすね、恥ずかしい…)そこから響がでているかつ自分でもプレイできる作品として中古の「アイドルマスターSPパーフェクトサン」を購入した。やってみると意外と難しく何度か放置したこともあったが、すごく楽しかった。
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デビュー時の楽曲を選べるということ
これは後にプレイした「ステラステージ」でも言えることだが、765プロ作品の最大の長所は、アイドル全員が歌える共通曲が多いおかげでプロデュースしていく中でライブで歌える曲をプレイヤー自身で選べることだと思う。SPをプレイすると、デビュー曲を何で売り出して、次の曲でどのような路線で行くのかというのを毎回真剣に考えてしまう。そんな所はゲームプレイ自体にはほとんど関係のないことだが、関係なければないほど、自分の中で「本当にアイドルをプロデュースしてる感」が芽生えて好きだった。
「ステラステージ」でも一番最後のライブでアイドルに何を歌わせるか悩むのが一番好きだった。(伊織だったら「my song」が固いよな…とか春香だったら「Vault Border the Line!」で殻を破った風に見せたいなみたいな感じでこれがとにかく楽しいんだ。)これは、他のアイマスブランドにはない765プロだけの特権だと思っていて、他の作品でもこうやりたいなと思いつつむずかしいだろうなというのも内心分かっていた。ただ、学マスでも別な形で「本当にアイドルをプロデュースしてる感」を感じられたので後述したい。
なんでこんなに面白いんだろう
なぜこんなに自分が学マスにハマったのか考えてみたら大きく3つのポイントがあったのでまとめたい。
①きちんとプロデューサーとアイドルの1on1な関係にフォーカスしている
何かをほめるときに何かを下げてしまう言い方はあまりよくないことを承知で、最近のアイマス作品をさわってモヤモヤしたことを話したい。
765プロ以外のブランドも参加する最新作「スターリットシーズン」を買って遊んでいたのだが、どうもノれず全然進まない。まあ、どうみてもテンポが悪かったり、ミニゲームが絶望的につまらないなど他に理由はあるのだが、単純にアイドルが多すぎてプロデュース云々の話関係なくなっているなと思ったのは大きかった。最近少しプレイしたミリシタに関してもコミュなんかやるとたくさんのアイドルがやいのやいの話してばっかでなんかこうおいてけぼりにされる気分がある。(でも音ゲーについてはめちゃくちゃ面白い、ずっとやれちゃう)
前者はアイマスブランドの合同作品であり、後者はもう7周年でアイドル13+39人いるわけだから仕方ないよな…と思いつつ(デレマスなんて今何人いるんだ・・・?)、元々原点であったアイドルとプロデューサーとの二人三脚の関係って今のゲームでできるのか・・・?とモヤモヤが残っていた。
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そのモヤモヤを取っ払ってくれたのが、学マスだった。まず、9人(初期765プロアイドルと同じの人数なのがいいっすよね)の中から一人選んで、攻略することになる。もちろん、他のアイドルとの絡みも所々あるが、要所要所はアイドルとプロデューサーの1対1関係で描かれていくので、ブレることなく1人のアイドルに集中することができる。単純に1人をプロデュースという原点に立ち返られているなというのが自分の中でストンと腑に落ちたポイントだった。
②リアルに歌と踊りが上手くなるアイドル
さっき、765プロ作品は楽曲選択でプロデュース感を出すと書いたが、やっぱり今の風潮はそのアイドル個人の物語にフォーカスしたソロ曲を重ねていく方なので、今後の作品でそのような遊び方はできないよな・・・と感じていた。だからこそ、学マスで最初にとんでもなく下手な歌を聴かされたときは、この手があったか!!とめちゃくちゃ興奮した。最初はライブ会場で歌も踊りも素人同然のアイドル達がレッスン・コミュを通して少しづつ腕を上げていく。確かに「アイマスSP」で序盤のライブにはよく失敗する演出はあったのだが、転んだりカメラがブレたりするもので、歌と踊りが細かく変化する仕様ではもちろんなかった。学マスのアイドルを見比べると、割と早期から成長が見える者や、まだまだ音痴じゃねえかと思う者様々で飽きない。ずっと聴いてくる内、歌って音程じゃねんだよな、音色なんだよなとどっぷりはまっていくのである。これが楽曲選択と別の形での「本当にアイドルをプロデュースしてる感」であり、1曲を繰り返し聴くスタイルでもその感覚は作り出せるもんなんだと感動した。
③ローグライクカードゲームとアイドル育成の驚異的親和性
学マスでアイドル育成を「Slay the Spire」風のデッキ構築型ローグライクのように進めていくんだが(スレスパ買ったんだけど全然進まなくて・・・物語の薄いゲームってどうしても苦手だ、Inscriptionははまったし。)、これが作中アイドルの性格や悩みに寄り添う形になっていて、物語の没入感を高めている。
例えば、今作の主人公咲季なんかは自分が超早熟型である時期から成長が伸び悩んでしまうことを話すのだが、育成中レッスンは上手くいくのに、試験でスコアが伸びず終盤他のアイドルに抜かされる様を見ると、本当に根深い問題なんだなと感心する。逆にへっぽこお嬢様の千奈ちゃんなんかは最初のレッスンですらままならくて、こいつほんとに何もできねぇじゃん!!と頭を抱えた。(試験の際、元気玉不発でまた頭を抱える)
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TrueEndで号泣
自分が、このゲーム本当に素敵だなと感じたのが、スウェーデンハーフの才能なしアイドルリーリヤをプロデュースしたときだった。リーリヤは才能はからっきりなんだが、覚悟だけはバッチバチに決まっていてそれこそ黄金の精神の持ち主だ。始めの方にプレイしたアイドルだったので、デッキやメモリーの仕様が分からない所があり何度も最終試験1位を逃した。リーリヤを1位にできないと、帰り道で反省会を行う。その繰り返しの反省会ではプロデューサーと全く同じ気持ちで、リーリヤは全く悪くないんだ、ただ俺がふがいないばっかりに・・・くやしさがにじみ出ていた。この時点でかなり涙腺にはきていたが、試行錯誤を繰り返してTrueEndのライブを見たときはもう涙が止まらなかった。なんかこう久しぶりにいいゲームをしたなという思いが込み上げてきた。
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アイマス2.0
以上、セールスポイントをまとめたが、他のアイマスブランドと比べて765プロに立ち返る部分が多いと思った。ただ、765プロ作品の好きだったところをそのまま同じにするのではなくて、別な形にアップデートして提供されている風でそこら辺が学マスを「アイマス2.0」として進化させた所なのだと思う。(楽曲についても、今バンバン流行っている作曲家が多数いるんですけど、自分そこには疎くて・・・)
幸い自分が少し資本主義に懐疑的であるおかげで、大きな課金はまだしていないのだが(それでも1万5千円は出したよね)、今後も付き合っていきたいと思える位の魅力はあった。この記事は読んでいる人は、プレイ済みが多いと思ウけど、まだやっていない人がいたらぜひやってほしい。分からないことがあれば全部教えますんで、頼んます。
今回はシステムや仕様の部分でほめる部分を書いたけど、次回があるとしたらリーリヤ、千奈、篠澤のコミュの話を書きたい…。(才能がないことにフォーカスされるのがすごく新鮮だったので)
ここまで読んでくれてありがとう。
これ自分のフレンドコードです。別に強いサポカもメモリーもないけど、この記事が良かったらフォローしていただくと嬉しいっす!!!!
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