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Metamorphosis Quartz メタモルフォーシスクォーツについてあれこれ思うこと。

お客様からご質問を頂きまして、メタモルフォーシスについて書いてみようかなと思います。また1ヶ月noteに何も投稿していませんでした。メルマガも。すみません、Instagramばかりで。努力します。

さて、メタモルフォーシス。メタモルフォーゼとも言いますね、「変容」という意味です。私は結構長い付き合いの石で、当店ではメロディさんと出会う2014年より少し前からお取り扱いさせていただいております。
一番最初は原石だったと思います。石と出会うとき、私の中では印象は2種類あるなと思っていて、ビビるほどの圧を受ける時と、はじめは何とも印象が入ってこないけれども見ているうちに頭が揺れる、というもの。メタモルフォーシスの場合は後者の方でした。色も乳白色で目立つ色ではないので、最初はなんだろこれ、という感じでしたけれど、触れているうちに太陽光を見た後の眩しい状態、視覚領域が白ボケする感じになったのを覚えています。原石は本当に荒々しいです。ポリッシュは人の手が加わっていますので、荒々しさが取れた印象を持ちます。メロディさんが世に送り出したグランドフォーメーションの石の一つです。

産地はブラジルのミナス。グランドフォーメーションの石の産地はメロディさん曰く、地球の経絡のようなものとつながっているという話です。
この話を聞いたとき、地球にも人間と同じ構造があるんだろうかと思ったけれど、その後内容を深めることはできずにいました。が、4年ほど前にブラバツキーという神智学者の話を石の業者から教えてもらい、そのすぐ後にシュタイナーという人智学者の本を読み始め、現在も勉強し続けているのですが、地球にも人間と同じ構造体があることが書かれていました。
シュタイナーの本の中で度々出てくる言葉、メタモルフォーゼ。本当に何度も出てくるので、段々と石の方のメタモルフォーシスにも違う印象を持ち始めました。今は以前の印象とはだいぶ違います。

メタモルフォーシスという石についてのメロディさんの解説は「不安、葛藤を見つめることを促し、変容の流れに乗ることをサポートする」とあります。決して「不安や葛藤を取り払い」じゃないですね。「見つめることを促す」と書かれています。
シュタイナーは人間の変容について書いています。「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか(ちくま学芸文庫)」という本をシュタイナーは書いていますが、この「いかにして」が重要なんだと思う。超感覚的世界、というのは感覚を超えた世界。印象を超えたところにある世界。それは自ら開発していかないとわからない世界ですよ、という意味で、いかに獲得するのか、と語っています。他の本でも延々と語ります。シュタイナーはいろんな分野のことを語っていますが、生きている間に5000位上の講義を行なったと別の本で読みました。
特別な能力を手にしたいという欲を刺激して本来の変容の流れから外れ、個的な欲求を満たすために、スピリチュアル業界は色んなことを謳っていますが、それを手にすると力を持つ、自分を誇らしく思える、という目的のために、いかにして獲得するか、とはシュタイナーは語っていません。私はそれがグッとくる。むしろ、自分という存在を理解するには、他者を理解するには、超えていかなければいけないものがあり、それが通常の感覚世界ですよと言っている。いけないってわけでもないんですけどね。自由についてもシュタイナーはたくさん書いています。

メロディさんのこの石の解説の中から読み取れるのは、変容は苦しさと向き合うことにある、ということでもあるような気がします。シュタイナーも同じことを言っています。霊的探求者の道のりは孤独なのだと。それを通り抜けないと出会えない門があると。
現代は楽になんでも最良で最短な道をゆく流れがありますけれど、それが良いという風潮は、風潮でしかないと思います。無駄なことをやっていると言われても、それぞれの感覚の違いでそう思えるだけですので、自分の身体が動く方へぜひ向かっていって欲しいなと思います。動いていること、やっているということが既に答えだとシュタイナーは言っています。それがなぜなのか、なぜそう言えるのか、と思った方はぜひ本を読んで頂きたいなと思います。私もまだまだ、自分が鉱物と関わっていることへの謎解きの最中です。ゆっくり、地道に歩んで参りたいと思いますので、皆さんもぜひに。

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メタモルフォーシスクォーツ
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