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2023.07.17-18 猿倉-白馬岳-栂池縦走の登山記録

まえがき

今年に入って北アルプスに登りたい!と思い、なんか名前カッコいいし、景色も良さそうという理由で行きたいと思っていた白馬岳に登ってきました。今回は景色も良かったですが

  • 初の北アルプス

  • 初のアイゼン使用

  • 初の山小屋宿泊

で今後の自分の記憶に残るようなもり沢山の衝撃がありました。



地図


YAMAP


スケジュール

7/16にルポゼ白馬に宿泊しました。3連休だったこともあり、ほぼホテルが空いておらず1.8万円しましたが、白馬岳が最高だったのでそこら辺は良し。
2日目は急ぐ理由もなかったので、のんびりと下山しました。山小屋は白馬山荘と白馬岳頂上小屋の2つあるのですが、白馬山荘の2畳個室に宿泊させていただきました。

7/17
05:10 ルポゼ白馬を出発
05:30 白馬駅
05:55 バスで白馬駅出発
06:28 猿倉
07:18 白馬尻小屋
07:44 大雪渓入り口
08:39 大雪渓を抜ける
11:05 白馬岳頂上宿舎
11:24 白馬山荘。チェックイン、昼食など
12:21 白馬山荘出発
12:32 白馬岳山頂

7/18
04:00ごろ 起床
05:56 白馬山荘出発
06:10 白馬岳山頂
07:24 小蓮華山
08:09 船越の頭
08:54 大池山荘
09:42 乗鞍岳(白馬連峰)
11:09 天狗原
12:03 栂池山荘


猿倉までのアクセス

白馬駅からバスが出ていて、30分程度で1170円(現金のみ)です。白馬駅から10人ほどしか乗ってこなかったのですが、白馬八方バスターミナルで50人くらい乗ってきました。車か新宿か長野駅からバスで来た方々でしょうかねぇ。バスは路線バスですが全員座らせてくれて、乗れなかったら臨時便が出ます。


栂池までのアクセス

白馬駅から栂池高原までバスが出ており、そこからロープウェイとゴンドラで登山口まで行きます。
行きでこちらのルートを使ってないのですが、たしかロープウェイとゴンドラの時間が早朝からやっていないので、出発が遅くなってしまうはずです。こちら方面から登ってくる方もいらっしゃってました。
こちらのほうが猿倉より標高が高い場所からのスタートになりますが、道のりは決してラクではありませんでした。。。

バスは30分ほどで570円、ロープウェイとゴンドラは30分ほどで片道で2000円します。


天候と服装

1日目は快晴で非常に暑かったです。日焼け止めはしっかり塗っておきましょう。腕につけてなかったのですが、真っ赤っかに焼けてしまいました。サングラスもあったほうが良いでしょう(僕は持参したけどあまり使いませんでした)。水は2リットル持っていきましたが、意外にも1リットル弱くらいしか飲まずでした。ただ、汗は結構かきます。
1日目の夜から2日目の早朝までは非常に寒いです。風もあり、4枚重ね着しました。山小屋の中はちょい寒いくらいで、個室はやや暑かったです。半袖短パンでインナーシーツと毛布を少し掛けて寝ました。
2日目は雲で太陽が隠れている時間が長く、稜線の道を行くので風が強かったです。夜ほど寒くはないですが、長袖を着ていて、大池山荘あたりから半袖1枚にしました。大池山荘以降は結構汗をかきましたが、この日も水は1リットル弱くらいしか飲みませんでした。


持って行ってよかったもの

10本軽アイゼン

この日のためにわざわさ購入しました。推奨はたしか6本か8本ですが、それだと既に持っているチェーンスパイクと変わらなくねと思い、10本にしました。
大雪渓と乗鞍岳(白馬連峰)〜天狗原にある50mくらいの短い雪渓で利用しました。登りはなしでもいけるかもしれませんが、下山で滑りまくると思います。なしの人もいましたが、9割以上はつけていました。チェーンスパイクの人もいますが、足が踏ん張るのに力いりそうでした。4本アイゼンをどっかの山荘でレンタルできたはずです。10本でも少し滑りそうになりました(慣れてないだけかもしれないですが)。

ヘルメット

登山用のヘルメットは1万弱しますが、1万円で命の保険になるなら良いかなと思い、こちらもこの日のためにわざわさ購入しました。
登山ルートではないところですが、大雪渓終点くらいで落石は結構してました。大雪渓の傾斜はスキーできるんじゃね?ってくらい急なところもあり、霧で視界が30mくらいしかなく、落石があっても避けないじゃーんという印象でしたので、持参したほうがよいと思います。6-7割の人は持ってきてました。

サロンパス

2日目歩けなかったらヤダなと思い、寝るときに足につけて寝ました。部屋がサロンパス臭くなりましたが、2日目は全くといってもよいほど足が筋肉痛になりませんでした。

ヘッドライト

夜の山小屋は真っ暗なのでいります。

インナーシーツ

山小屋にも布団はありますが、多分干してないので清潔ではないです。あと虫がくっついてました(これはもう仕方がないけど)。。
こちらもこの日のためにわざわさ3000円くらいのものを購入しました。

着替え

3000m弱の山とはいえ、汗はかきます。臭い服で寝れないので、Tシャツとパンツの着替えだけ持っていきました。


持って行けばよかったもの

耳栓

山小屋は結構足音や声が響きます。寝ていても足音などで何度か起こされました。もう少し音を出さないように歩いてよ〜と少しイラッとしつつも、これは我慢。静かじゃないと安眠できないタイプなので、耳栓があると良かったです。


白馬山荘

白馬山荘は予約必須です。
僕はゆっくりしたいと思い、相部屋ではなく2食付き2畳個室でにしたので、15,000+4,000で19,000円でした。
白馬岳の情報が沢山載っているので↓を一読することをオススメします。


感想

松本駅のコインロッカーに登山に不要な着替えなどの荷物を突っ込みます。3連休だったこともあり、ほぼ埋まっていて奇跡的に1日400円のロッカーが1つだけ空いていました。

7/17(1日目)


05:10
ルポゼ白馬を出発します。涼しいという気温です。もしかしたら、今回は帰ってこれないんじゃないかみたいなことを考えてしまい、あまり寝れませんでした。

05:30
白馬駅に到着です。霧が出てるよ〜

05:55
バスで白馬駅出発します。

06:28
猿倉に到着です。天気が心配でしたが、普通に晴れでした。そして暑い。

靴紐などを結び直していざ出撃。最初は普通の山道です。

雪が溶けて水が流れてきているからか濡れていたり、小川みたいになっているところが結構ありますので、防水の靴を忘れず。

07:18
白馬尻小屋に到着です。お手洗いあります。大雪渓は見えますが、雪の上を歩くのはもう少し先になります。

さらに少し山道をいくと大雪渓入り口が見えてきます。

07:44
大雪渓入り口に到着です。ここでアイゼンとヘルメットを着けます。

アイゼンをつけるのは簡単ですが、フィールドで手こずらないように事前に練習しておきましょう。

いざ大雪渓へ。なんとなく人が歩いた道があるのと、人も結構多いので道に迷うことはありませんでしたが、看板などはないので天候が悪いときは迷いそうです。

初アイゼン。


最初は緩やかですが、少しずつ傾斜が急になります。大雪渓を歩くときは太陽が隠れていたのもあり涼しいですが、動くので汗はかきます。

写真だとわかりにくですが、スキーできそうなくらい急な傾斜になります。が、涼しいので思っていたよりはしんどくなかったです。
大雪渓の終点近くまで落石は全く見かけませんでしたが、霧が出ると見えづらくなり、落石あっても避けれないような気がします。。。

途中で休憩できるスポットはないので、そこらへんで休憩するしかないですが、落石の危険もあるので、一気に大雪渓を抜けてしまったほうが良いのではないかなと思います。

後ろを見てみるとこんな感じ。登りより下りるほうが大変そうに思えます。

霧が出たり、出なかったりするので写真は撮れるときに撮りましょう。霧がなかったらそれはそれは美しい景色。

08:39
大雪渓を抜けるところに到着です。ロープが前にあって右に行ってアイゼンを外します。ここでアイゼンを外しているときに何回か落石の音は聞こえますが、霧でよく見えません。

視界はこんな感じ。こりゃ見えん。

一番きついところを抜けた、と思っていたのですが、ここからのほうが本番でした。

雪渓は続いていますが、雪の上ではなく、右の石ころのところを歩きます。

写真だとわかりにくいのですが、暑いし結構きつい登りなのです。

この写真なら傾斜が少しはわかるかも。

雪渓の下はこんな感じになってるみたいです。意外と下まであり、落ちたらやばい。。

晴れたり、霧が出たり。

雪崩発生しそう。

ヘリが荷物をおろしているを見て、あのあたりが山小屋

じゃねってのが見えてきます。がここからやたら長い。。。

晴れたら景色良いです。

めっちゃ斜めやん

とみせかけて、水平になるように撮った写真です。

あとちょっと〜とみせかけてここから30分くらいかかりました。

11:05
白馬岳頂上宿舎に到着です。頂上と名前についていますが、ここから30分ほど山頂までかかります。

こちらに見えまするが、日本最大級の白馬山荘になります。でかい。


11:24 白馬山荘に到着です。写真が歪んでますが、気にしなーい。
チェックイン、昼食などをとります。

山小屋の方に「今日は何人くらいいらっしゃいますか?」と聞いたら今日が200人くらいで、昨日が500人とのことでした。人気ですね。

お部屋はこんな感じ。布団に謎の虫がついてました。
窓を全開にするとハエなどが入ってくるので、3分の1くらい開けるのがよさそう。

2人で使える部屋で布団が2セット。部屋の入り口から虫が入ってこないように、使っていない方の掛ふとんで壁を作って侵入できないようにしましたw

嬉しいことに宿泊した人はお手洗い無料でした(宿泊していない人は1回100円)。トイレが近い僕にとっては非常に非常に嬉しい。

昼食をとりにスカイプラザへいきます。
写真ないですが、服などのグッズも売ってました。

決済は現金だけかと思いきや、スイカやクレカ(ただしタッチ決済のみ)もできるみたいです。試験運用なので、なくなる可能性はありますが。

カレーとオレンジジュースを注文。2000円しますが、山ではそんなもんでしょう。カレーにサラダがついていたのはありがたいです。

12:21
白馬山荘出発し、山頂へ向かいます。

12:32
白馬岳山頂に到着です。今日のミッションクリア!

あとは付近で写真をパシャパシャとります。

清水岳(しょうずだけ)。

白馬山荘から見る白馬岳頂上宿舎。

ちょっと遠いけど雷鳥さんを発見。

少しだけ街の方が見えます。

白馬岳山頂方面。


杓子岳方面。

夕食はコチラ。左奥の料理が映ってなかった。。。
ご飯と味噌汁はおかわり無料です。行動食のおにぎりが残っていたので、おにぎりも食べるとお腹いっぱいになりました。

20時ごろの写真です。疲れていて適当に写真とって終わりましたw
曇っていてきれいな夜空は撮れませんでした。

こうして1日目が終了しました。

7/18(2日目)

04:00ごろ
起床します。というか足音で起こされました。体が重かったので、寝てようかなと思いましたが、ちょっくら景色でも見るかと思い外に出ます。寒い。

4時20分ごろです。山頂付近は崖になってるところが多いので、足元に気をつけましょう。

4時40分ごろ。

5時になると朝食を食べます。夕食と同じで、ご飯と味噌汁のおかわりは無料。

05:56
白馬山荘出発します。風が強く寒い。

06:10
白馬岳山頂に到着です。本日は稜線を歩くのでバエます。

横が崖の道を通ったり、やや険しい岩場があったりするので、怖いです。あと風がかなり強い。がゆっくりいけばなんとかなりました。

東京や神奈川の山では見れない雄大な景色を無我夢中で写真を撮ります。

07:24
小蓮華山に到着です。山頂が崩落が進んでいるようなので、ロープより先には進まないようにしましょう。怖いなぁ。

白馬大池ぽいのが見えます。

08:09
船越の頭に到着です。特になにもありません。

おっとここで野生の雷鳥さんの登場。岩と色が似ているので、気づかず踏んでしまいそう。
他の登山人と一緒に写真撮影大会です。近づいてもあまり逃げたりしないです。絶滅危惧種なので、びっくりさせないようにしましょう。

大池山荘が見えてきました。

08:54
大池山荘に到着です。

あとは楽勝だろ〜と思っていたら険しい岩場が続きます。
ポケットにスマホを入れているとうっかり壊してしまいそうです。


09:42
岩場が永遠と続いて乗鞍岳(白馬連峰)に到着です。
なんで乗鞍岳ってややこしい名前をつけただろうか。。。

途中で50mほどの雪渓があります。ロープを使えば降りれないことなさそうですが、アイゼンを使いました。

このあたりから急激に岩場を降りていくことになります。スマホが壊れそうだったのでリュックにしまっていたので、写真を撮らずでしたが、結構険しいと思いました。あと長い。

11:09
天狗原に到着です。休憩できる椅子がありますが、人が多く座れない。

最後のほうの道です。難しくない道ですが、石で左膝を痛めました。

12:03
栂池山荘に到着です。売店らしきものもありましたが、交通の便が良くないことを知っていたので、さっさとロープウェイとゴンドラで下りました。


その他メモ

松本駅-白馬駅の電車の本数が少ない

1時間に1本もないくらい少ないので時間は要チェックです。

松本駅-白馬駅の大糸線は運賃は現金のみ

Suica使えず。

白馬駅周辺にコンビニはない

歩いて10分くらいしないとスーパーはありませんし、コンビニは20分くらいかかります。カフェはありました。食料や水は白馬駅に来るまでに購入しておきましょう。

白馬山荘で楽天モバイルはつながらない

白馬山荘の情報によるとドコモはつながるみたいですが、楽天モバイルは全くもってダメでした。

寝ているときに高山病?になった

起きたらなんともないのに、寝ているときだけなんか頭イてぇなぁと思っていたのですが、睡眠時は呼吸が浅くなるので高山病になりやすいらしいです。

到着してから夕食まで暇

写真をパシャパシャとって、夕食まで何をしていたかというと暇だったのでぼーっとしたり、地図を眺めていましたw
外へ出て誰かとおしゃべりしてもよかったのですが、疲れており。。

大雪渓は意外としんどくなかった

涼しいのであまりしんどくなかったです。大雪渓から山頂までがきつかったです。

山小屋の寝心地

何度か起きましたが、5時間くらいは合計で寝れました。寝心地はあまり良くないですが、動くのもしんどかったのでグッタリしてました。


写真


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