アーティストとベンダーの協力関係について、続く。
"ネオン彫刻を扱う美術批評家は、ガラス曲げ工の役割をもっと認識すべきである。"
なぜなら、
"あるギャラリーの作品における重要な選択と決定の多くは、彼らによるものだからである。"
どういうことだろう?
"職人と構想者の共同作業によって、選択肢の幅や美的オプションは大きく広がるが、実現可能性の限界は職人の経験によって決まることが多い。"
前回にもメモしたように、ネオンは自由度が高いように見えて、実は非常に制限が多い。曲げの難易度はもちろんあるけど、私はこう思う。
⚫︎電極がついていること。
⚫︎1パーツのサイズが、大きすぎても小さすぎてもいけないこと。
⚫︎配線の処理。
"もしアーティストがガラスという素材についてあまりに知らなさすぎて、ガラス・ベンダーが理解したり、行動したりできるような言葉でアイデアを提供できないなら、制作される彫刻作品は必然的に阻害されることになる。"
いい作品をつくるため、円滑に進めるためには、やはりお互いの敬意が必要なんだよね。
"ネオン管の曲げ加工、ポンピング、取り付けを学ぼうと努力するアーティストが、新しい次元をよりよく定義できるのは明らかだ。"
これらの事を、アーティストや一般のお客さんに理解してもらえるよう、私たちが努力することも、ネオンの新しい可能性を生む一つの要素になると思う。
前回と内容が重複しているけど、それだけこの事が重要だとルディさんは考えていた、という事だろうなぁ。私もそう思う。
※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。
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