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【ISANA】ネットワークカメラを使った業務改善|島根県中型まき網 (有)共幸水産

(有)共幸水産は、島根県隠岐地区で操業する中型まき網船団です。

当船団では運搬船にネットワークカメラを導入し、業務改善に役立てているとのこと。

今回は平木社長に導入してどう変わったかお話を伺いました。

LH 「ネットワークカメラはどの船に設置していますか?」

平木 「運搬船に付けています。」

LH 「どなたがネットワークカメラの映像をご覧になられていますか?」

平木 「私(灯船船長)と漁労長(本船船長)が主に見ているね。経理を担当している娘夫婦も私の出張用のタブレットで自宅で見ているみたいだよ(笑)

LH 「自宅でもご覧になられているのですね!それぞれ皆さんはカメラの映像でどのようなことを確認しているのでしょうか?」

平木 「 私は灯船に乗っているけど、何の魚がどれくらいの量網に入っているかを確認しているよ。魚種や量、また相場状況によって、魚倉への詰め方や、どの魚倉にどれくらい入れるか等の指示を出しているよ。」

「本船の漁労長は、カメラを使って網の締め込み状況を運搬船側からも見れる点が気に入っているみたいだよ。」

LH 「ネットワークカメラ付ける前と付けた後で、操業に変化はありましたか?」

平木「リアルタイムで詰み込み作業の状況を動画で確認できるので、気づいたことをその場で伝えられるのは良いよね。今まで見えていなかった問題を見つけて、業務の改善に役立てているよ。」

LH 「具体的にどのような問題を改善できたか教えて頂けますか?」

平木「カメラの映像見ていた時に、運搬船の船員が魚倉の周りに落ちている傷の付いた魚を当たり前のように捨てているのが映像に映っていたんだ。

船員としては、傷の付いた魚を魚倉に詰めると状態の良い魚にも影響がでると思い、捨てていたみたいなんだけど・・・

でも、多少時間がかかったとしても、そもそも傷が付かないように1匹1匹丁寧に扱い、できる限り多くの魚を状態の良いまま魚倉に詰め込む等、工夫次第でやり方はいくらでもある。

その時その時で捨てる魚の量は少ないかもしれないけど、捨てている魚だけでも年間通したらかなりの量になるし、お金を捨てているようなものだからね。

もっと魚を大事に扱ってほしいと思ったから、その時は注意したよ。」

「カメラを付けたことを船員に知らせていなかったから、いきなり無線で注意された時はびっくりしただろうね(笑)天の声か!!って(笑)」

LH「それはびっくりされたでしょうね!(笑)その他にカメラを付けたことによる効果はありましたか?」

平木「直接映像を見て的確な指示ができるようになったから、運搬船の詰め込みの準備や詰め込み作業の時間の短縮]には繋がっているよ!」

LH「それは良かったです!最後に一言平木社長からお願いできますか?」

平木「漁法や船団の規模、設置する船によってもネットワークカメラの使い方は色々だと思うけど、操業の効率化]や、未然に事故防止の対策]もできると思っているよ。船団内の意識をかえる一つのきっかけ]にもなったから設置して良かったよ。」

LH「ありがとうございました!」

共幸水産では、このようにネットワークカメラの導入によって遠隔から的確な指示ができるようになり、業務の改善に役立っているそうです。

共幸水産は若い船員の多い船団でもあるので、社長や漁労長から直接指導してもらえることで若手の成長にも繋がっているかもしれませんね!

ネットワークカメラの導入にご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にライトハウスまでお問い合わせください!

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