アレグラなど、同じ製品名でも市販薬と医療用では効能効果が少し違います❗
2月になると憂鬱な花粉症シーズン🤧が始まります。今年のスギ花粉の飛散量は例年より多く、四国・中国・近畿は例年の2倍以上、特に九州から近畿と東北南部などは2~8倍とも言われています😧。
そんな時、先ずドラックストアなどで鼻炎薬を購入する方も多いと思います。製品名だけでなく、効能効果を確認して下さい❗
例えば「アレグラFX」は、゛医療用と同成分・同量配合゛とアピールしています。確かに鼻炎の効果は医療用と同じですが、医療用アレグラは、鼻炎に加えて蕁麻疹・皮膚疾患(湿疹・皮膚そう痒症・アトピー性皮膚炎)の効果もありますが、「アレグラFX」には痒み止めの効能はありません。
「アレグラFX」は、小児(15歳未満)には使用出来ないので、7~14歳の小児には「アレグラFXジュニア」(30mg/錠)が必要となります。
この他、①クラリチン錠の市販薬「クラリチンEX」、②アレジオン錠の市販薬「アレジオン20」、③ジルテック錠の市販薬「ストナリニZジェル」・「新コンタック鼻炎Z」も、やはり皮膚の痒みには使用出来ません。
鼻炎と皮膚の痒みの両方の効能を持つ市販薬は、医療用アゼプチン錠の
市販薬「ムヒAZ錠」、「アレジンAZ錠」、「アスミンガードAZ」です。
医療用と同じ製品名だから、効能効果や服用可能な年齢が同じとは限りま
せん。飲み方も含めて注意が必要です。
なお、鼻炎の症状では7日間、皮膚の症状では3日間服用しても症状の改善が見られない場合には服用を中止して医師又は薬剤師に相談して下さい🧐。
🟧市販薬(鼻炎のみ🤧)
①アレグラFX(久光製薬) 1錠中にフェキソフェナジン60mg含有
・効能 ➡ 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状の緩和(鼻みず・鼻づまり・くしゃみ)
・用法用量 ➡ 15才以上に1回1錠、1日2回朝夕に服用
*アレグラFXジュニア(久光製薬) 1錠中にフェキソフェナジン30mg含有
7才~11才の小児 ➡ 1回1錠、1日2回朝夕に服用
12才~14才の小児 ➡ 1回2錠、1日2回朝夕に服用
②クラリチンEX(大正製薬) 1錠中にロラタジン10mg含有
・効能 ➡ 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状の緩和(鼻みず・鼻づまり・くしゃみ)
・用法用量 ➡ 15才以上に1回1錠、1日1回食後に服用
③アレジオン20(エスエス製薬) 1錠中にエピナスチン20mg
・効能 ➡ 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状の緩和(鼻みず・鼻づまり・くしゃみ)
・用法用量 ➡ 15才以上に1回1錠、1日1回寝る前に服用
④ストナリニZジェル(佐藤製薬)、新コンタック鼻炎Z(グラクソ) 1カプセル(錠)中にセチリジン10mg
・効能 ➡ 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状の緩和(鼻みず・鼻づまり・くしゃみ)
・用法用量 ➡ 15才以上に1回1錠、1日1回寝る前に服用
🟩市販薬(鼻炎🤧+皮膚の痒み😩)
⑤アレジンAZ錠(第一薬品) 1錠中にアゼラスチン0.5mg含有
・効能 ➡ 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状の緩和(鼻みず・鼻づまり・くしゃみ)+じんましん,湿疹・かぶれによる次の症状の緩和:皮膚のはれ,かゆみ
・用法用量 ➡ 15才以上に1回2錠、1日2回服用
⑥ムヒAZ錠(池田模範堂)、アスミンガードAZ(薬王製薬) 1錠中にアゼラスチン1mg含有
・効能 ➡ 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状の緩和(鼻みず・鼻づまり・くしゃみ)+じんましん,湿疹・かぶれによる次の症状の緩和:皮膚のはれ,かゆみ
・用法用量 ➡ 15才以上に1回1錠、1日2回寝る前に服用