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マッドマックスフュリオサ感想

今日はマッドマックスフュリオサの感想を書いていく

ネタバレ注意



あの最高にぶっ飛んだマッドマックスの新作
前回のヒロイン?フュリオサが主人公の話だ
前回より前の過去の出来事を書いていく


この新作映画を見た感想なんだが
先に結論を書くと

暗い


陰鬱


テンション低い


BGM少なくね?


何か違う(前作見たなら)


狂気を感じない


だった
もちろん前作のマッドマックス怒りのデスロードも暗い話だ
全てを失った主人公マックスが秩序も法もない狂った世界で無法者達と闘う内容
明るいシーンなんかない

そう明るいシーンなんかないけれど、笑ってしまう
そんなテンションの高さと怒涛の勢いがあった
例えるなら凄まじいバカゲーをプレイしているときのような感じ
もうテンションと勢いだけで突っ走るような
まさに狂気の世界に相応しい内容だった


でも今回は違う
残酷な世界で闘う少女というコンセプトだからか、暗く陰鬱としており狂気というよりはジメジメした陰鬱な印象だった


あと肝心のアクションシーンなどでも前作ならテンションの上がる太鼓やエレキギターの演奏が鳴り響いており、大迫力の映画館のスクリーンで見ると心臓が跳び跳ねるように、身体中の血が全身を駆け巡るように、テンションマックスになって映画を見ているだけの自分も小躍りしてしまうような気持ちにさせられた
マッドマックス怒りのデスロードは見た後にマックス達がいる世界に自分もいるような没入感があった


でも今回は違う
戦闘シーンでもBGMが鳴らない
いや、基本BGMは鳴っているのだが、時々流れなくなる
フュリオサ達が戦っている音だけが鳴り響いている
なんか迫力がない

全てが辛気臭いのだ


とはいっても面白くないわけではないのだ
映画としては面白い
でもマッドマックスのタイトルがつくと、暗い、辛気臭い、ジメジメしてる、となってしまうのだ


マッドマックスならもっと意味不明なハイテンションで意味不明な行動をして、全て勢いで押し流してしまう謎の力を感じたいし期待していたのだ


あらすじ


前作のマッドマックスにも登場していたフュリオサが主人公
フュリオサがまだ子供時代から始まる
狂気の世界マッドマックスとは思えない程の緑の木々と果物
ここは緑の地
女だらけが暮らす豊かな土地

そこに野党が訪れる
場所を知られては不味いとフュリオサはバイクの燃料を抜く
しかし捕まってしまい、フュリオサの母親であるメリージャバサが追跡する

野党はディメンタス率いるバイカー集団のもとへと行く
ディメンタスは水や食料がある緑の地をフュリオサから聞き出そうとする
メリーがフュリオサを救出してバイクで逃げるが、捕まってしまう
メリーは拷問を受け殺される


フュリオサの母親殺したのイモータンジョーだと思っていたわ
これが一番驚いた
前作見るとそうとしか受け取れなかった


ディメンタス軍団に連れ回されるフュリオサ
ディメンタス達がイモータンジョーとウォーボーイズ軍団の砦を狙う
そこには水と食料と燃料が山程あるからだ

そこで思わぬ痛手を食らうディメンタス軍団

最初ディメンタスはあっさり殺されてしまう雑魚かと思っていたけど、相当な食わせ物


ディメンタスは大量のバイカーを
引き連れてイモータンジョーのガスタウンを占領してしまったのだ
前作のラスボスイモータンジョーより上手なディメンタス
イモータンジョーとの交渉でガスタウンの占領権を勝ち取る
この時の交渉でフュリオサはイモータンジョーの軍団に引き渡される

それから数年
イモータンジョーの元で車を作り改造する仕事をしているフュリオサ
そこで作られているのは、前作でも似たようなのが登場した巨大モンスタートラック物資輸送のウォータンク
動かすのは警護隊長のジャック

ジャックはウォータンクで移動中にディメンタス軍団に襲われる
応戦するウォーボーイズ達
しかしどんどん不利な状況に
そこにフュリオサが参戦してなんとか撃退するもフュリオサが女だとジャックにバレてしまう

ジャックは「俺がこの世界の生き方を教えてやる」

フュリオサはジャックの相棒となる


それから数々の仕事をこなすジャックとフュリオサ

いつか故郷の緑の地へ帰りたいとフュリオサ
俺が協力してやると言うジャック
フュリオサはジャックを愛するようになり一緒に緑の地へきて欲しいと言う

そこで二人は死んだように見せかける為に、ディメンタス軍団に攻撃を仕掛ける
あえてウォータンクを破壊して隠してあったバイクで二人逃走する予定だった
しかし怒りに燃えるディメンタスは二人を追跡して捕まえる

ジャックはバイクに引きずり回され犬の餌にされる
フュリオサは縛られていた片手を切り落としイモータンジョーの砦に逃げ帰る

イモータンジョーの軍団とディメンタスのバイカー軍団
互いの大集団は戦争になる
それは40日続いた
この戦争シーンは何故かナレーションだけでカット
大群と大群がぶつかり合うシーンは見たかったのにナレーションカットされるとは


戦争の末、大軍隊を失うディメンタス
少数になったディメンタス達を追うフュリオサ
ついにディメンタスを追い詰める

ここからが何故か長い

全てを失い武器も水もないディメンタス
殴りつけ会話をしまた殴るフュリオサ
決着はどうするのか
殺さないのか、それともエゲツナイ殺し方するのか
フュリオサとディメンタスの長い長い会話や暴力シーンを終えてフュリオサは砦に戻ってきた


ディメンタスはというと、何故か股間から木が生えていた
そこに果物が実る
どうやったのかディメンタスの体に木の種を植えて木と一体化させてしまったのだ
これはエゲツナイ
ディメンタスは生きている
正気を保っているのだろうか?

フュリオサは緑の地に帰る決心をした
イモータンジョーの嫁達を連れ出して砦を出るフュリオサ


ここから、前作のマッドマックス怒りのデスロードに繋がる





だいたいこんな感じのストーリーだ

迫力ある戦闘シーンは多いが、スッキリ気持ちよくならない
物足りないのだ
ディメンタスを追い詰めるシーンも大集団との戦いを期待していたのに、フュリオサとディメンタスの一騎討ちみたいな感じになってしまっており、しかもディメンタスは武器もないしカラカラに乾いている状態

これでは迫力のあるラストバトルは期待できない

ディメンタスとの長いやり取りにしても、ころすのか殺さないのか、殴りながらもディメンタスと会話や罵倒を続けている
これは個人的な感想だが、フュリオサの心からの恨みと、どう殺してやろうかとの逡巡を表現しているのかもしれなが、長すぎた故に冗長している


とにかく暗くて辛気臭い
映画としては、それなりに面白いがマッドマックスとしてどうなのって感じ

大分前にマッドマックスの続編はフュリオサ主人公だと聞いて嫌な予感はしていた
何故マックスが主人公のシリーズにしなかったのか


でもこの作品見ると、マッドマックス怒りのデスロードをまた再視聴したくなる所は良いところかもしれない




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