【数学科出身者の目】"ニューラルネット"に於ける"表現学習"の「表現」は、英語では「representation」... 241107

"ニューラルネット"に於ける"表現学習"の「表現」は、英語で「representation」です。これは"心の哲学"では「表象」と訳されています。
「表現学習」という言葉は、”表象主義"に基づいています。

"ニューラルネット"に”表象主義"は馴染みません。

[理由1] "表象主義"では "状況"から 内部的な"表象"を作ります。その際、"状況”から"図"を切り出します。残った"地"の情報は無視します。"ニューラルネット"は、そのような、"図"を切り出して、"地"を無視することはしません。
※"図"を切り出して、"地"を無視すると「フレーム問題」が起きて来ます。

[理由2] "表象主義"では、"表象"を「記号(/語彙)の組み合わせ」で表現し、"記号操作(/表現変換/計算)"を行ないます。"ニューラルネット"は、そのように、"表象"を「記号(/語彙)の組み合わせ」で表現し、"記号操作(/表現変換/計算)"を行なうことをしません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?