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【断捨離】髪の何を楽しむか

高校2年生のとき。

初めてドラッグストアのヘアカラー棚の前で何色にするか

見本の髪を触りながら1時間以上悩んでいた頃が懐かしい。


断捨離を突き詰めていくと

よっぽどオシャレさんじゃない限り

髪の毛に潜在する可能性を引き出すことはできないと悟る


そして何度もカラーを繰り返し

何度も美容院を変え

何度も何度も何度も

流行りのヘアスタイルをオーダーしては

がっかりしていた。


当たり前やん

私が一番私を知っているはず

その色とスタイルは似合わない。


最近ふと気付いた。

白髪のおばあちゃんたち。

ああ、いずれそうなるんだ。

白髪になる前に

黒と白が混ざるんだ。


あれ?

今の否定している自分の黒髪

こんなにも限定的なのだと衝撃を受けた。


あらゆる髪型を試すのが私の楽しみではないと悟った

そして同時に

あらゆる髪型を試すことと引き換えに

私の眠っている黒髪は日の目を見ることもなく

ゆっくりと年月をかけて白髪に変化していく

そしてそれはもう自分の力では戻すことができなくて

元に戻すには、人口的にカラーを

せざるを得ない

のだと。


髪の毛の何を楽しむのか?

それは今の自分自身を。

それは今だけの、この黒髪を。


東洋人の顔をして西洋人のフリしなくても

どこかの誰かになる前に

今、自分の一部をちょっとくらい愛してやればいいんじゃね。

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