創作落語:生前墓
優谷美和(ゆうたにみわ)さんの投稿を読んで、添付されていた動画を観て、その場で夫に「図書館」と「交通事故」の噺を実演しちゃうぐらい
( ´艸`)なんか噺が好きだったりします。
夕食の時に、夫に「昔、作った墓穴の話どこいったかなぁ」とつぶやいたら「なんのはなし?」と言われた。(最高のリアクション)
それで、なんの落語の知識もない私ですが、好奇心連れズレなるままに、拙い、落語~書くことにしました!!
最初の、墓穴の噺は結局見つからなかったので、全く新しく考えました。
権兵衛:ところでよぉっ、おまえさん、死ぬ前に最近じゃ自分の墓を作って生前葬なんてやるのがちまたで流行っているって聞いたんだけど、知ってるかい?
末吉:あぁ、しってらぁしってらぁーでも、涙ちょちょぎれるよなぁ死んでもいねえのに、おいらの葬式なんてされたら、うちのオッカサンが「うちの旦那はいい人で…」うんたらなんたらっていう話聞かなきゃいけねぇだろ。。一緒になって泣いて、、(ぐすっ)もう死んだふりしてた方がいっそのこと幸せなんじゃねぇかと思っちゃうかもしれん。
権兵衛:いやぁ、そんなこたぁ言うかわからんじゃねぇか。「うちの旦那は酒癖が悪くてちょっと可愛い子娘がいると、テンション高くなっちまうどうしょうもねぇ旦那でした」とかいうかもしれんがね。
末吉:...そんなこたぁねぇよ。おれは奥さん一筋で大工で一家の大黒柱してきたんだ。そんなことは言わさねぇさ。
権兵衛:じゃぁ、奥さんに聞いてみるか?こいつの葬式の時にはなんて話しするかって?
末吉:やめておくれよ。とんでもねぇこといわねぇでくれ。おれはまだピンピンしてるんだ。オッカサンのために一生懸命働いて稼ぎを持っていかなきゃならねぇ、死んだの葬式だの話している場合じゃねんだよ。
権兵衛:それなら、オッカサン毎日泣かせて、ぐうたら毎日酒飲んでねぇで、今からでも、大工の仕事さ行ってこい!
末吉:あーそうだな、まず墓買ってくるかな、それからオッカサンに花も