「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬
4/5 その75
ナチスドイツ軍にモスクワ近郊の自分の村が襲われ、目の前で村人を惨殺された少女セラフィマ。
ソ連の狙撃兵として訓練を受け戦場へ。
友を失い、死を乗り越えて敵と戦う。
ドイツ軍への恨みを晴らすことができるか。
死ねばおしまいである。
ただ勝利の後に何があるのか。
なんのための戦争なのか。
読めば読むほど苦しくなる。
今も、世界では不毛な戦いが続き。
権力者の理屈で攻撃が正当化される。
身勝手な歴史が繰り返されている。
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