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「東京タワー」リリー・フランキー
4.5/5 その176
オカンとボクと、時々、オトン
とっても良かった。
以前購入したけど、きちんと読めず、改めてと思っているうちに、古本屋に売ってしまったか、誰かに貸したかで行方不明になっていた。
この度やっと読むことができた。
とってもいい話。
特に少年時代の九州での話が好きだ。
時代も俺と同じ頃なのでとっても共感できる。
好き勝手に暴れまくりながらもきちんと周りの大人に育てられた時代だった。
そして、東京。
母と過ごす最後の時間。
母への深い思いに感動した。
同時に父への理解が深まっていく。
それぞれが苦しみながら精いっぱい生きてきた。
その中で母の深い愛が身にしみて感じながら生きてきた幸せ。
そこを実感できるなんて本当に生まれてきてよかったというところだ。
さらに、自分も誰かにという思いや行為が生き甲斐となるのだろう。