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「近鉄バファローズ1989」

5/5     その131

野球難民にとっての大事な新たな1冊。
1989年の近鉄バファローズ。
インタビュー形式で当時を振り返る。
今回は初めて聞く話が多い。
山下和彦捕手、小野和義投手、真喜志康永内野手、淡口憲治外野手の話。
さらに、吉井理人投手、権藤博投手コーチ。
あの時、必死に戦った熱い話が聞けた。
いや、読めたというべきか。

それにしても近畿日本鉄道はひどいことをしてくれたものだ。
難民を生み出す球団合併という暴挙は未来永劫傷跡として残っていくのだ。
そして私たち難民は、絶対に未来の話はできず、いつまでも過去ばかりを振り返り涙を流しながら生き続けているんだよ。
未来を語るとすれば、大金持ちになって球団を買収し、真っ赤な球団を大阪に作ることを夢見ること。

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