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『ハイキュー‼︎』の魅力を書いてみた

再上映中の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』を観てきました。

すごくよかったです!!
映画開始10分で、目がウルウルしていました。

少年ジャンプに連載されていた『ハイキュー!!』

今回は、なぜハイキュー!!に魅力を感じるのかを考えてみました。


最初は、“少年ジャンプによくある成長物語”だと思っていたんです。

でも、良い意味で予想を裏切られました

どこにでもいる一人の少年が、挫折を経験しながら、努力して仲間と共に勝ち上がっていくという単純なストーリではなくて。

従来の少年ジャンプにある友情、努力、勝利に加え、「個」を描きつつ、「チームワークの大切さ」を教えてくれます

こちらは第四話冒頭で、紹介されているレゼンデ監督の一言。

選手はソリストではなく、オーケストラの一員。一人でも「僕は特別だ」と思ってしまったら、もうダメなのです。

バレーボール世界男子ランク1位 ブラジル代表チーム べルナルト・レゼンデ監督

バレーボールは6人で行うスポーツ。
天才が1人いるだけでは、チームは勝てないのです。と同時に、1人下手な選手がいたとしても、それだけで負けたりもしないのです。

良いかァ!
バレーボールっつうのはなあ!
ネットの"こっち側"に居る全員!
もれなく"味方"なんだよ!!
下手糞上等!!
迷惑かけろ!!足を引っ張れ!!
それを補ってやるための!!
"チーム"であり"センパイ"だ!!!

第2巻 第12話「通常運転」

登場人物たちが挫折を経験しながら、仲間の言葉に励まされ、壁を乗り越えていく姿にも胸が打たれます。

俺はリベロだ!守備の要でチームの要だ!
けど…俺に点は稼げない…俺は攻撃が出来ない
でも
どんなにスパイクが決まんなくったって
責めるつもりは微塵もねぇ
だけど…勝手にあきらめんのは許さねぇよ

第3巻 第20話「“守護神”」より

伊達工の試合で徹底的にマークされたエース東峰(あずまね)。何度も鉄壁(ブロック)に阻まれ、自信を無くし、スパイクが打てなくなってしまったことに責任を感じます。

試合後、東峰はリベロ西谷に「決められない球を拾ったって、嬉しくないだろ」と言います。引用は、西谷が怒りの感情と共に言った言葉です。

スパイカーである東峰は、「自分が点を取っている」という意識が強かった。でも、西谷の言葉で「チーム全員で点を取っている」という事実に気づかされ、立ち直っていく。

バレーボールは6人で強い方が勝つスポーツだと気がついたんです。


主人公の日向翔陽を始め、多くの登場人物が、純粋に“バレーボールをプレーする楽しさ”を表現している点にも大きく共感できます。損得勘定なんてないんです。

いくら高く飛べても、圧倒的な身長差は埋まんねぇ。だけど、「あんな風になりたい」って思っちゃったんだ。だから、不利とか不向きとか関係ないんだ。この身体で勝って勝って、もっとコートに立っていたいんだ。

第三話 日向の言葉

大人になると忘れてしまう“純粋”な気持ち。できるとかできないとか、論理とか全く無視して「感情を大切にして生きるカッコよさ」を感じました。


あー、ここまで書いてきて、なんだか不完全燃焼。ハイキュー!!はすごく面白いのに、面白さの半分も伝えられていない…。自分の筆力のなさに凹んでいます。あー、難しいー。

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