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ポカポカ温室育ち

今月、我が家にやって来た、セキセイインコのヒナちゃん。
1月下旬生まれのハルクイン種です。「クウ」と名づけました。

前回の記事でお伝えしたように、ちょっと虚弱体質の手のかかる子です(苦笑)


家に来たときは、生後1ヶ月半ぐらい。
ちょうど、ひとりでゴハンを食べられるようになった頃でした。

店ではまだ「さし餌」もあげていたと言うので、さし餌用のフードとビタミン剤、さらに「ひとり餌」用のペレット(総合栄養食)も、店と同じものを買って帰りました。
急にゴハンが変わるのも、クウに負担がかかるかなと思ったので。


ところが、我が家にやって来たとたん、何度さし餌をあげても全く食べず。
そして、店では食べていたはずのペレットも、見向きもせず。
どうやら家に連れ帰る時に、お腹が空かないようにと入れてもらったアワ穂が、えらく気に入ってしまったようで、アワばかり夢中で食べるようになってしまったのです。

もしかしたら、店ではあまり食べたことがなく、「この世に、こんなに美味しいものがあったなんてー!!!!」てな感じで、はまってしまったのかもしれません(笑)
ペレットは栄養たっぷりだけど、あまり美味しくないらしいので。


結局、先代のインコさんも食べていた鳥さん用の混合シード(アワ、ヒエ、キビなど)を、近所で慌てて買い足すことに。
せっかく揃えたお高めフードは、早くもお蔵入りとなりました(悲)

ちょっとおマヌケな正面顔
お掃除待ち中
アワ穂を食い散らかしてます


逆光を調整したら
後光がさしてしまったクウ(笑)



クウの体調が急変したのは、家に来てから3日後。
朝起きて、ゴハンを1度食べたものの、その後ずっと寝てばかり。
呼びかけても、ちょっと目を開けるだけで、すぐ閉じてしまうクウ。
何時間経っても、一向にゴハンを食べる様子がないので、これはマズイと急いで病院に連れて行きました。


先生が触診してくれ、そのう(口と胃の間にあり、食べ物をためておく)やお腹は問題なし。
フンの検査もしましたが、悪い菌は出ませんでした。

先生によると、考えられるのは
①保温不足
②環境の変化についていけてない
③虚弱体質
とのこと。


保温不足については、私の気遣いが足りていなかったと反省しています。 
今まで育てたヒナたちは、特別保温に気を使わなくても、みな元気に育ってきたこともあり、すでに飛べるくらい大きくなっていたクウは、さほど心配しなくても大丈夫だろう…と、思ってしまったのが大きな間違いでした。

もともと真冬でも昼間は暖房がいらないくらい、暖かい我が家。
クウのケージには鳥さん用の寄り添いヒーターを付け、夜はカバーをして、ヒト用のオイルヒーターもつけていたのですが、繊細なクウには、それでも不十分だったようです。
(ちなみに、元気な中ヒナちゃんなら、24〜28度が適温だそう。)


先生のアドバイスを受け、一日中28度~30度を維持することに。
ヒーターも、空気全体を暖めるように電球型のものに変え、ケージを三方ぐるりとカバーで囲んで、温かい空気が逃げないようにしました。

その結果・・・

温室暮らしとなったクウ
めっちゃ、こっち見てる(笑)


実は、このカバー、安物のレインコートです。
鳥さん用の専用カバーって、けっこういいお値段だし、今回は至急必要だったので、何か家にあるもので…と探したわけです。
暗くなってしまうと食欲が出なくなっちゃうそうなので、適度に光を通し、しかもスナップボタンをはめれば、簡単に固定できるレインコート、お客さん、使えまっせ(笑)


保温の効果は絶大で、徐々に目にも生気が戻りパッチリしてきて、数時間後、ついにアワ穂をついばみ出した時は、本当に嬉しくてホッとしました。


また先生には、店でさし餌をまだしていたというのが、おかしいと言われました。
クウの大きさなら、もう殻つきのシードを食べているのが普通で、さし餌は必要ないとのこと。
小柄で痩せているので、恐らく店にいる時から、あまり食べていなかったのではないかと。
ちょっと虚弱体質みたいだから、手をかけて育ててあげて、と言われました。


きっと、自然界にいたら生き残れないタイプの子なんだろうなぁ。
でも、縁あってヒトの手に渡ったクウ。
まずは、5カ月。
ヒナから若鳥に昇格する日を、元気に迎えられるよう、見守っていきたいと思います。

病院に行った翌日
おとなしいけど
ゴハンはしっかり食べられるように!



その後の様子は、
また次回お伝えしますね。


オマケです↓

家族にも秘密で楽しんでいたnote
知らない間に、スマートニュースに
前回の記事が載せられていて、
オットにバレました。
ショックです…




 



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