昔、ハイジに会いにスイスを旅した話
これは、1997年の旅の記録。
当時イギリスに語学留学していた私は、イースター・ホリデーにスイスに行きました。
語学学校で仲良くなった友達を訪ねて、ちゃっかり家に泊めてもらいながら、子どもの頃から憧れていた『アルプスの少女ハイジ』の世界も満喫してしまおう…という企み(笑)
最初は、あまりに昔のことなので、アルバムの写真を見てもどれが何処やら、よく思い出せず。
記事にするのは難しいかと思ったのですが、当時の日記を探し出したら、忘れていた詳細もしっかり記録されていました。
エライぞ、私。
写真の検索機能にも、助けられました。
スゴイぞ、Google先生。
レトロ旅行記では毎度のことですが。
プリント写真を撮影しているので、怪しい影が入ってるものがありますが、お気になさらぬよう…。
Day 1
イギリスから乗ったエアUKの飛行機は、信じられないほど小さかったです。
横3列のみで、バスより小っちゃい!
1時間半しか乗らないのに、食事付きでした。
空港まで、チャベラ(あだ名です)が迎えに来てくれ、電車と車で40分くらいで家に到着。
ごく普通の民家のある一帯でも、すでに自然豊かで美しい。恐るべきスイス。
Day 2
チャベラ、従姉妹のタイラー(なぜか、くっついて来た 笑)と3人でライン川のほとりの町、シャフハウゼンへ。
車で1時間くらい。
この頃、パノラマ写真をわざと普通サイズで現像してもらうと、上下に黒い線が入って、なんだか洒落た感じになるのが気に入り、よくやってました。
フィルム写真ならではの小技(笑)
天気が変で、雪が降ったり雨が降ったり、突然晴れたり…。
寒かったので、車での移動が有りがたかったです。
夜は、友達がラクレットを作ってくれました。
小さなヘラ状のものにチーズを乗っけて、円盤状のチーズ焼き器に差し込み、チーズが溶けたらポテトに乗せて食べます。
おいしかったなぁ〜。
Day 3
アッペンツェルへ。
昨日のイースターのパンとヨーグルトを持って。
(持たせてもらったくせに、モカ味のヨーグルトが不味かった、と日記に感想が… 笑)
ザンクトガレンから登山鉄道で向かいます。
最初は町の中。家のすぐ脇や、道路のとなりを走り抜け、そのうち山の中へ。
景色もいいし、時おり鳴る「ぷぉ〜」という汽笛もまた楽し。
街自体は小さく、店も日曜日で全部閉まっていたけれど、建物がすごく凝っていて可愛らしいのです。
川沿いにちょっと歩いてみました。
ここまで来ると、もう歩いているのは地元の方ばかり。
もちろん日本人(というか、アジア人)の姿は何処にもなく、物珍しいのか痛いほどの視線を浴びました。
この夜は、イースターの絵が描いてある可愛らしい卵を食べました。
卵をぶつけ合って、最後まで割れずに残った人が勝ちという、ちょっとしたゲームも。
Day 4
ついに憧れの地。
ハイジの村、マイエンフェルトへ!
早めに家を出て、11時半頃に到着。
駅でトイレに行こうと思ったら無くて、どうしようかと思ったら、村の中に公共トイレがあって、ホッとひと安心。
海外の田舎は、トイレがホント少なくて困ります。
ツーリスト・インフォメーションも休み。
一応、地図は置かれていたのだけど…
もう一つの心のよりどころは、持参した『地球の歩き方』。
実際には脇道がいっぱいあって、すごく迷いました。
ひたすらHeidiの文字を標識に探しながら、カンだけを頼りに歩いた、スマホ無き時代の私です。
本当は、子ども達がお小遣いを出し合って作られたという「ハイジの泉」も見たかったのですが。
分岐点を誤ったらしく、見逃してしまいました。
あぁ、無念。
山の中に入ってからは、一本道になり逆にわかりやすかったです。
ただ、ハイジの家まで何時間かかるのか見当がつかず、時間がなくなるのではと心配でした。
途中でご夫婦(ダンナさんは、ちょっと英語が話せた)に出会い、分かれ道のところに来たので、「砂利道の方は楽な登り坂だけど遠回り、もう片方はキツイけど近道みたいだよ」
と教えてあげたら、二人はキツイ近道を、私はもちろん楽な方を選択(笑)
この時点ですでに息は切れ、心臓はドキドキで辛かったので、急坂は見ただけでギブアップでした。
でも上に着いた時、私の方が少し早くて、二人があれ!しまった!という顔をしていたのが可笑しかったです。
…と、盛り上がったところで
次回につづく。
CMの後で…的なやつじゃないですよ(笑)
長くなり過ぎちゃうので。
つづきは、こちら。
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