小さくても儚くても
我が家のハムさん。
ついに、虹の向こうに旅立ってしまいました。
2歳と9ヶ月でした。
霊園で最後のお別れをする時、そっと指で触れた体はふわふわで。
本当に小さくて。
ずいぶん前から、回し車をカラカラとさせる音が聞こえなくなって。
ゴハンを食べる量も減ってきて。
弱ってきているのを、ひしひしと感じてはいたのですが。
でも、まだ大丈夫。
大丈夫と、気づかないふりをする日々。
だけど、ヒトにとっての1週間は、ハムスターにとっては1年。
時の流れは、恐ろしいほどに速く。
いっしょに居られる時間は、あっけないほど短く。
前日までは普通に過ごしていたハムさん。
突然に、その日はやって来てしまいました。
いつも夕食後に、お世話をしていたムスメ。
今日も、水を換えようと歩きだし、
あぁ、もういいんだ
勝手に足が動いちゃった…
と、悲しそうに笑っていました。
とっても小さくて、儚い命。
だけど、与えてくれたものは限りなく大きく。
確かに、ハムさんは家族の一員でした。