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【ニュースで学ぶESG用語#13】「温室効果ガス(GHG)」とは?
1. 用語解説
そもそも、「温室効果ガス(GHG)」とはどのような定義で使われているのでしょうか。いくつかのサイトでの定義をまとめてみました。
二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フッ素化ガスのこと。これらは地表近くに熱をとどまらせ、気候変動の主要因とされています。
温室効果ガスとは、大気中に含まれる二酸化炭素やメタンなどのガスの総称です。このあと紹介しますが、温室効果ガスは上記2つ以外にもいくつかの種類があります。
温室効果ガスには、太陽から放出される熱を地球に閉じ込めて、地表を温める働きがあります。
この働きにより、地球の平均気温は約14℃に保たれているのです。
もし温室効果ガスがなくなるとどうなると思いますか?
気象庁によると、温室効果ガスがなくなった場合、地球の表面温度は-19℃になるとされています。地球温暖化の原因として悪いものであると捉えられがちな温室効果ガスですが、実は地球にはなくてはならないものなのです。
2. ニュース・記事でどのように使われるか
それでは、「温室効果ガス(GHG)」という言葉が実際のニュースや記事でどのように使用されているのか、いくつか見ていきましょう。
環境省は今年4月、2020年度の日本の温室効果ガス(GHG)排出量は11億5000万トンで、7年連続の減少と発表した。11月20日に閉幕した国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)では、1.5℃目標の達成には2030年までに排出量を43%削減(19年比)する必要があるという合意がなされた。しかしそもそも、GHG排出量はどう計測・算出するのだろうか。その方法を解説する。
温室効果ガス(GHG)排出などの管理プラットフォームを手掛ける米Persefoni AIは、日本企業向けに国内法令に関連する定期報告書を作成するためのデータ管理を補助する「国内法定レポート向けデータ管理機能」を提供すると発表した。
新機能は、日本企業が国内法令に関連する定期報告書を作成する際に必要となる各種エネルギーのデータを管理する。国際算定スタンダード(GHGプロトコル)に沿った排出量算定に使用する各種のエネルギー使用量データを、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」(省エネ法)や地球温暖化対策推進法が定める定期報告書の作成用データとして一部転用できるようになる。また、管理画面上で統合的にデータ管理が行え、ユーザーの利便性も向上するとしている。
用語の意味を理解したうえで、実際のニュースや記事を読んでみると、また違った視点から新たな発見が見えてくるのではないでしょうか。
それではまた、次の用語解説でお会いいたしましょう。