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【ニュースで学ぶESG用語#14】「RE100」とは?
1. 用語解説
そもそも、「RE100」とはどのような定義で使われているのでしょうか。いくつかのサイトでの定義をまとめてみました。
【Renewable Energy 100%】
The Climate Group(国際環境NGO)とCDP(カーボン・ディスクロージャー・ プロジェクト)によって運営される企業の自然エネルギー100%を推進する国際ビジネスイニシアティブ。
企業による自然エネルギー100%宣言を可視化するとともに、自然エネルギーの普及・促進を求めるもので、世界の影響力ある大企業が参加している。
2020年7月8日現在、世界では242社が、日本では35社が加盟している。
RE100に加盟することで環境経営を推進し、ESG投資への対応やエネルギー価格上昇へのリスク対策などのメリットがある。
RE100(アールイーひゃく)は、仕事で使う電力を風力、水力、太陽光など100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)でまかなうことを目指す企業が加盟している国際的なイニシアチブだ。2014年、イギリスの国際環境NGOであるThe Climate Group(クライメイト・グループ)が開始し、現在ではApple、Google、Nestle、BMWといった世界的な大企業もRE100の加盟組織として名を連ねている。
この企業連合の名前は、再エネ100%を意味する「Renewable Energy 100%」から来ている。さまざまな業種の企業が連携し、互いに学び合い、脱炭素社会を目指していくための取り組みだ。
RE100に加盟する企業に求められる要件は、次の通り。
影響力があり、国際的に展開している、など諸々の加盟基準を満たす
野心的な目標を設定する(遅くても2050年までにカーボンゼロ)
RE100基準に沿って再生可能電力を供給する
毎年、進捗状況を報告する
直面している課題について共有し、透明性を維持する
2. ニュース・記事でどのように使われるか
それでは、「RE100」という言葉が実際のニュースや記事でどのように使用されているのか、いくつか見ていきましょう。
SK(株)マテリアルズはネットゼロレポートを発刊したと1日、明らかにした。
レポートには、△ネットゼロ宣言の意味と目標達成時点 △ネットゼロ・RE100実現に向けたロードマップ(細部削減計画) △気候変動ガバナンス △気候変化対応活動の計4つのテーマに関する具体的な現状と実績、目標が盛り込まれている。
特に、SKマテリアルズはSKスペシャルティなど系列会社の2030年ネットゼロとRE100同時達成意志を明確に宣言し、温室効果ガス削減目標を達成するための中長期ロードマップと履行戦略をレポートに詳細に公開した。
生産規模が拡大するほど、100%再エネ利用は更に難しい。過去の数年間、ジンコーソーラーは40-50%のスピードで生産能力を拡大しており、2022年の生産能力が2021年のほぼ2倍である。生産規模を拡大する同時に、RE100という目標に向けて努力している。楚雄、楽山、ペナン三つの生産拠点は既に再生可能エネルギーサプライヤーと電力購買契約を結ぶことを通して100%の再エネ生産を実現した、ほかの工場も推進している。ジンコソーラーによると、100%の再エネ生産を実現するため、周辺には再生可能エネルギーを活用する工場がある必要である。運営にあたる再エネ電力サプライヤーと高度電力消耗の生産は現在の難題になっている。
用語の意味を理解したうえで、実際のニュースや記事を読んでみると、また違った視点から新たな発見が見えてくるのではないでしょうか。
それではまた、次の用語解説でお会いいたしましょう。