「また同じミスをした…」と悩むあなたへ。改善への第一歩とは?
エビングハウスの忘却曲線によると、人間は1日で学んだことの約78%を忘れてしまうと言われています。私たちは忘れる生き物です。だからこそ、記憶に頼るのではなく、記録に頼ることが重要です。
中でも「計算過程をしっかり書きましょう」というアドバイスはよく耳にするかと思います。今回は、なぜ計算過程を記録することが大切なのか、私自身の経験をもとにお伝えします。
計算過程を記録することは、自分の思考の道筋を明確にし、後から振り返ったときにその思考の流れを文字として確認できるようにするためです。
これは、日常生活で無意識に行っている行動とも似ています。例えば、新しい街を訪れて駅から目的地まで歩いたとき、帰りには道中で見た建物を目印にして、「この建物を右に曲がればいい」「ここを左に曲がれば駅に戻れる」と記憶します。そして、もし道に迷った場合は、その目印の場所に戻ることで、再び正しい道を進むことができます。これは、自分の歩んだ道を確かめるための大切なプロセスです。
計算過程を記録することも同じように、自分の思考の道筋を整理する「目印」となります。どこでつまずいたのか、どこで計算ミスをしたのかを振り返り、修正できるようになるのです。だからこそ、計算過程を書き残すことは、思考を整理し問題解決に向けて進むために欠かせないのです。
このように、計算過程を記録することは、思考の整理や改善に大いに役立ちます。学習や日常生活の中で「自分がどのように進んできたか」を振り返るために、記録を取る習慣を意識してみてはいかがでしょうか?記録することで、新たな発見や、より良い理解への一歩を踏み出すことができるかもしれません。そして、この記録の積み重ねが、あなた自身の変化につながり、目標達成への道を切り開いていきます。あなたは今日、どんな「目印」を残していきますか?
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