モルについて
化学の世界にゃあ、妙ちくりんなルールがありましてなあ、何でも炭素は12だとかいう、おまじないがあるそうだとか。
炭素を12として、質量の比率から、他の原子を相対質量とかいう、なんともわけのわからん言葉の値に治す風習があるらしい。
どうも、あれは、原子1つの値が小さすぎて扱いにくいかららしく、炭素を12としておいて、他の原子の大きさをみる方が楽だという話だ。
同位体がある時は、相対質量の平均値を求めたりするんだとか。
同位体というのは、同じ元素だが少し中性子やらの数が違ったりして、大きさや、状態が変わった元素だ。
ちょっと違うだけで、全く異なる姿になるとは、自然とは不思議なものだ。
ダイヤモンドとか塩化ナトリウムみたいなものは、整数比で表される、組成式というやつだ。結晶で出来ている。
分子というのは、水みたいな感じで、結合し合って、水がもう粒子なのだ。
分子式で表されている。
分子1個とか組成式1単位の相対質量を化学式量といったりするらしい。
どうでも、いい話だ。
分子1個の相対質量を分子量といい、組成式1単位の相対質量を式量というらしいが、わける必要があるのだろうか。
水の相対質量とか、ダイヤモンドの相対質量といった方が楽だ。
アボガドロ定数といえば、6.0×10の23乗ですわなあ。
まあ、あれは、炭素の質量を12と考えて炭素原子一個の質量1.99265×10のマイナス23乗で割った数値っていう、ただの測りというのか、大さじ小さじとか、1ダース2ダースみたいな感じですわな。
役に立っておるようで、世界中でmolは愛されておりますなあ。
物質量というのは、比率の問題でしてな。
だからまあ、単位なんてもんはないわけですわ。
炭素は12という比率の問題ですわな。
モル質量というのは、単位ですから、炭素 12ℊ/molだとか、少し賢そうな見た目をするわけですわねえ。
0℃かつ1.013×10の5乗パスカルという圧力がある気体はまあ、標準状態というのですが、あまりみかけない状況ですがあ、基本的にゃあ気体状態の分子は、22.4Ⅼになりますわなあ、2Ⅼのペットボトルが、11と少しといった所ですかなあ。