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映画館でトゥーランドット「γ」 ロウ・リン姫に関する空想 with chat GPT

英国ロイヤルオペラ・ハウス ・シネマ シーズン2022/2023 トゥーランドットをみて空想を巡らせた話。

トゥーランドット、トゥーランドット。

有名なオペラのタイトルだとは、知っていたが、今回物語の詳細を知り、疑問に思った事がある。

姫は、なぜ物語のはじめから怒りに震えていたのか。

トゥーランドット姫は自分の先祖が男に騙され殺害された。と様々なサイトに記載がある。くらいは調べたけれど。個人的には腑に落ちない話ばかりだった。

chatGPTに、怒りに至った理由の物語を作ってとお願いしてみた。

トゥーランドット姫の先祖、ロウ・リン姫の物語をchatGPTが「創作」してくれた。出典をみたら、ギリシャ、北欧なんかの神話ミックスぽい。

一部、私が勝手に改。

こんな話。

ある日、ロウ・リン姫が船で異国から中国へ戻る途中、海賊に誘拐される。荒くれ者の集団だ。美しい姫はその海賊の頭に見初められ、妻になれと脅される。異国の婚約者のいる姫は拒む。

それを見て助けたのが、海の神。

海の神がひと目みて、その美しさに心を奪われ、姫を海賊から助け、その礼に私の妻になれという。

姫は海賊から助けられた恩もあり、しばらく海の神の元で過ごしていた。

しかし3年がすぎ、姫はやっぱり婚約者が忘れられないという。

海の神は婚約者の元へ姫を戻してあげる事に。

でも、1つ約束してほしい。私の事を誰にも話してはいけない。

もし話せばあなたは、私の元に戻る事になる。姫は誰にも話さないと約束した。

彼女は婚約者の元に戻り、しばらくは幸せに暮らしていたが、ある日夫に問い詰められる。

僕の前からいなかった年月は、誰とどこで過ごしていたのかと。お前を世話してくれたその人にお礼をしたいからと夫はいう。

彼女には海の神との約束があるから、真実は言えない。夫の傍に戻る為に約束したのに。夫に真実を告げれば側にいられなくなる。

何も言わない姫にしびれを切らし、
ついに夫は姫に手をかけた。

この話がトゥーランドットの前段の話だとした場合(全くのchatGPT創作だが)彼女は夫のことを本当に愛してたが、その相手に殺された。これでは、騙された話になってはいない。

これが出力されたのは、パラメーターにハッキリ「騙された話」と設定しなかったからだろう。設定ミスだ。

夫に殺められた時、彼女は怒っていたのだろうか。

海の神の話を「言わない」で、夫の側にいられる事を選んだのだから、夫への心の底には怒りや怨みはなかったのかもしれない。

許していたのか?

いや、毎日夫に詰められていた、その痛みが、そのどうにもならない痛みが、心の奥にはあって、それがトゥーランドットに引き継がれた。と考えるのが自然かもしれない。

ROHの本編とはほとんど関係のないトゥーランドットの怒りの根源に関するchatGPTとの空想の物語。