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2022年「ミーガン」
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公開 2022年
監督 ジェラルド・ジョンストン
出演 アリソン・ウィリアムズ ヴァイオレット・マックグロウ
人形暴走系ホラーという点で、1988年「チャイルド・プレイ」とつい比較してしまいます。
「チャイルド・プレイ」のチャッキーは凶悪犯のおっさんの霊が乗り移った事で怪物と化すのですが、本作のミーガンはAIの暴走により無双に人間を傷つけまくるのです。時代は変わるものですね。
チャッキーは持ち主のアンディをはじめ無差別に危害を加えるのに対し、本作のミーガンはケイティを徹底的に守ろうとするがゆえ誤作動を起こしてしまうのです。
予告編などの事前情報を逸脱する事の無い展開で、スリリングさや意外性はほぼ無いと言えるかもしれません。
ホラー映画が苦手な人でも安心して見る事ができる、ライトな作品ですね。
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チャッキーやシュワルツェネッガー主演「シックス・デイ」に登場するAI人形ジェイニーちゃんのような見た目の不気味さは無いものの、ミーガンのフランス人形然とした無表情さが怖さを増幅させているように思います。
ミーガンは全身チタン製で耐久力抜群、これはおもちゃというよりは軍事兵器ですね。
子供の相手をさせるのに、ここまでの怪力が必要とは到底思えません。
劇中では一体約1万ドル(150万円ほど)という価格設定でしたが、子供の世話を丸投げできるなら倍の値段でも買う親はたくさんいるのではないでしょうか。
いくら日々テクノロジーが進化しているといっても、ここまで万能なロボットが開発されるにはあと100年はかかるでしょうね。
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ミーガンはひたすらケイティを守る使命を遂げようとしているようにみえるのですが、ジェマがミーガンの不具合を察知し、おもちゃ会社でリブートをかける後半からは、自我が目覚めたように自らを排除しようとする人間を攻撃するのです。
最終版ケイティに「恩を忘れたのか、クソガキ!」と暴言を吐く。
なんでも学習するAIゆえか、汚い言葉も覚えてしまうのですね。
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1988年「チャイルド・プレイ」のチャッキーの衝撃は今でも忘れられません。
可愛いはずの人形が人間を襲うなんて、ありそうで無かった設定でした。
本作は低予算ながら北米で予想を裏切る大ヒットを記録したそうですね。
AI人形ミーガンが劇中で披露する奇妙なクネクネダンスがTikTokでバズったことで、公開前から話題になったことがヒットにつながったそうです。
すでに続編の製作が決定しているそうですが、この「ミーガン」も「チャイルド・プレイ」のように続編が次々と製作されるのでしょうか。
子供は飽きっぽいゆえ、買ってしばらくしたらミーガンほどの万能子守りロボットでも、部屋の隅でホコリをかぶることになりそうですね。
ソニーの「アイボ」のように、メルカリで大量出品されてしまうのかもしれません。