石が好きな子だった
あれは高校時代の地学の授業でのこと。
玄武岩だの安山岩だの砂岩だの石が出て来ますね。
で、その石がどうやってそうなったのか(火山岩とか堆積岩とか)
※間違いやすい凝灰岩~これ、火山灰か何かが堆積してできたので堆積岩扱いだったはず
そういうどこにでもあるどうでもいい石が好きだった。
学校から帰る時ずーっと石蹴りしながら帰るとか(小学生時代)
そういう子どもが高校生になり(選択してないのに)地学の授業を受けさせられることになり。
地学準備室に4人ほど呼ばれて、石のサンプルが箱に入っていてナンバリングしてあり、この石はさて安山岩か玄武岩か?はたまた砂岩か?
のようなちょっとした鑑定?テストがありました。
もう色気もそっけもないただの石の標本。皆ほとんどねずみ色。
(どうでもいい話だが、高校の夏服がグレーのセーラー服だったため
他校の男子から「どぶねずみ」呼ばわりされたもんだ。
でも1人の女子高校生に4,5人でヤジってくるなんてバッカじゃないの?
文句あるならタメで来いよ!と平然としてた)
↑ これは私の出身校を志願しながらも偏差値がちょっと危ういから
ランクを落とさねばならなかった中三男子が多かったためと思われる。
なので心の中で「ああ、この人達うちの高校入学できなかったんだね(哀れみ)」と思っていたイヤな高校生でもあったので傷つきもせずむしろ
可哀相に思った。
話戻ります。
石のサンプル当てテスト、全部ねずみ色で同じに見えるわけです。
ところが石ころ大好きな私、全問正解してしまいまして・・・
そして高卒後「すてきなあなたに」という本と本屋さんで目が合った。
私は活字中毒でもあり、幼児の頃所持していた本に読み飽きたら
薬の説明書を出してきて読んでいた変態でございました。
この塩酸なんとかっていうのが咳に効いてくれるんだぁーのノリ。
就職したての1人暮らし、単行本を買うのは勇気が要ったのだけど
どうしても欲しくて思い切って買いました。
エッセイ集という感じ。
私は観てないけれど、その本を編纂した女性、朝ドラにもなったんじゃないかな?
仕事終わって風呂だ洗濯だなんだと片付けて寝る前に
ゆっくりその本を読むのはとても私にとって贅沢な時間でした。
その中に、ある女性とお話をしていたら彼女の指輪に目が留まり
その指輪についての短い話が書かれていまして。
「これは、ラピスラズリという石です。父は瑠璃の石と申しておりました」
って。
お父様がインドに行かれた際に川でお洗濯をしていた現地の女性が
はめていた指輪に一目ぼれして譲ってもらったのだそう。
そしてお父様はお母様にその指輪をプレゼント→生まれた娘へ、という
流れ。
当時、80年代後半、私はその石の描写と言葉の響きに魅了されて
「どんな石なんだろう」「見て見たいなあ」と憧れていました。
それから十年?二十年?ぐらいしてやってまいりました、パワーストーンブーム。
これには飛びつきましたね。
勿論最初に探したのはラピスラズリ。
思った通り深い青で金色のパイライトが入っていて見とれる毎日。
高いから小さなタンブルしか買えなかったのだけど。
パワーストーンの効能なんてどうでもよかったんです。
それに私はジェムストーン(いわゆる宝石)よりそこらへんに
落ちている石のほうに興味があったので、その間ぐらいの
パワーストーンブームには本当にハマりました。
よく、その人に合ったブレスレットを作りますよ、というのがあるけれど
色んな石を見てきて、確かにラピスラズリは今でも大好きだし
昔に買ったタンブルを大切にしてるけれど
私に合う石って、アメジストだな、という結論に達しました。
アメジストは2月の誕生石、そして射手座の石らしい。
ちなみに私は射手座生まれ。
それに単にアメジストといっても薄い紫から濃い紫まで色々ある。
アメジストエレスチャルなんて高いけど持ってみたいななんて
思っていたりもします。
※私はブレスレットより、原石派
アメジストが自分に合う石だな、と思うのには特別な理由があるのです。
本当は紫が濃いもののほうが品質がいいとされているのだけど
私は薄めのほうに惹かれます。
なぜなら、幼少期に20代で早世した母を思い起こさせるから。
といっても母は12月生まれなので誕生石でもなんでもないし
普段からアクセサリーをつける習慣はなかったと思うんですけどね。
あることから母を思い出させるんです。
おまけに自分の星座(射手座)の石。
というわけでアメジストエレスチャルか、アメジストドーム欲しいなあと
(ドームなんてこの狭いアパートのどこに置くんだ)
思ったりもしています。
ちなみに同級生がパワーストーンの石屋をしていたり。
Aくん、アメジストクラスターの小さなのでいいから、くれないかな?
しかし何故水球部が石屋になったのか謎。
実家は八百屋さんだったし(中学も同じだった)
なんで石にハマったの?など語り合いたいが、
私は同窓生には二度と会わないと決めているのです。
とある事情があってね。
私の出身校って陽キャだらけでおっさんおばさんになっても
あらゆる分野の第一線で活躍してるし、精神障害1級で
重度心身障害者になんかになった私はやっぱり会いたくない。
虐待さえなかったら・・・と要らぬことを考えてしまうから。
同じ中途障害でも身体障害になった後輩のXを見てるけれど
やはり精神疾患(精神というけど、本当は脳のバグ)は
司令塔の脳がやられるから身体症状も精神症状も出て
苦しいし、考え方のゆがみも出る。
中途障害(身体)の後輩の脳みそは健康だから
やはり違うな、と虐待で潰された脳を悩ましく思うこともある。
と、頭の悪い人らしく、今日も話があちこち飛んでいます。
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