50才から読んだ本(1)「それからはスープのことばかり考えて暮らした」」
リモートになって結構時間ができたはずなのに、息子の育児もちょっと手が離れたはずなのに、なかなか本に手が伸びなかった私。
50才になった今年になって、読書してみようかなと急に思い立ちました。
小さなころから高校生まで本当に本が好きだった。
図書館も本屋も大好きだった。
でも、大学生のとき 携帯を持てるようになって、インターネットのパソコン通信も始めた。なんだか情報がいっぱいで、でもそれについていきたくて、なんとなく本から離れてしまったんですよね。
きっかけは「手帳」。「読書手帳」をつけていますというSNSの投稿を見たときに、もう一度本を手に取ってみようかなと思いました。
最初に手に取ってかつ、大好きになって何度も何度も繰り返して読んでいる本。「それからはスープのことばかり考えて暮らした」。
尊敬して勝手にあこがれてやまない「北欧暮らしの道具店」の店長さんが読んでいた本。
パン、小さなお店、スープをことこと煮る時間、会話。
私が好きなものがつまっている本でした。
スープをめぐる人々のささやかであたたかい物語。
しばらく本から離れているな…小説はちょっと苦手かも…という人にも読みやすい本だと思います。