インスタ日和 §51 12月22日
吐く息が白くなる季節。半日ほど時間があるなら、乗蓮寺に立ち寄った後、渡り蟹のスパゲッティを食べに行くのがオススメ。
乗蓮寺は、武蔵野台地の端に位置する閑静なスポット。その後、東武東上線に乗れば、イタリア料理の名店「ギオットーネ」に直行できます。この店の渡り蟹のスパゲッティは、東京随一の美味しさ。効率良く最高の半日を過ごせます。
乗蓮寺
冬晴れの乗蓮寺を訪れると、徳川家ゆかりの「三つ葉葵」の紋が描かれ、格式が感じられます。
境内には、津藩主の藤堂家が所蔵していたユニークな石造物が随所に展示されています。
何でも耐える「がまんの鬼」は、石像の悲哀に満ちた表情がシリアスながら戯画的でユーモラス。
本堂横には、高さ13mの青銅製の仏像が鎮座し、「東京大仏」の別称で親しまれています。
我が国有数の規模を誇る大仏の泰然とした姿を眺めていると、何事にも動じない気持ちになれます。
寺院を後にして17分ほど歩き、成増駅から東武東上線に乗車。所要19分ほどで池袋駅に移動し、駅から1分ほど歩くと「ギオットーネ」に到着。
ギオットーネ
「渡り蟹のスパゲッティ」は、明るい彩りが食欲をそそる人気の一皿。
渡り蟹を丸ごと一匹使った蟹肉は、丁寧にほぐされ、繊細で滑らかな食感。
蟹の旨味とトマトの酸味が溶け込んだトマトクリームソースは、まろやかな味わいで、茹でたてのパスタによく絡む。
12月下旬の近場巡りでは、「乗蓮寺」から「ギオットーネ」を周る半日旅が、この上なくオススメ。
是非お出かけください。