宮崎旅日記④私も野生のお馬さんに会いたくなったので都井岬へ
都井岬は宮崎県の南のほうにある岬で、わざわざ行く場所にある。わざわざ行って本当に良かった。ほとんど藤井風の写真だけを手掛かりに目的地としたため、想像以上に楽しめた。
岬から見える海は雄大で、それを背景に野生の馬が草を食べている姿がかわいい。ずっと草を食べている。あるいは子馬が母馬の乳を飲んでいる。子馬といってもけっこう大きく育っていた。
写真では遠近法で馬が小さいように見えるけれど、実際みんな小さかった。幸島の猿と同じく野生サイズのようだ。
都井岬には2基の灯台があり、夜に灯台の光がゆっくり回って灯台としての働きをしているところを見ることができた。真っ暗な空を見上げると満天の星を見ることができた。これは岬ならでは。
観光施設的なものはカフェとグランピング施設があり、なんだか景色をおしゃれにしていた。
私たちは昭和レトロ感たっぷりの国民宿舎に泊まって、畳敷きの和室、タイル貼りの共同洗面所、風呂、そこに行くまでの謎の段差構造などが、私は懐かしかった。受付に鐘が置いてあり用事のときは鳴らすシステムだけど、結局気付かれずおじいさんを直に奥まで呼びに行く、デジタル疲れを癒してくれる場所だった。
都井岬には御崎神社という絶景神社もあり、ゆっくりと散策したり、星空や朝の景色を楽しんだりできたのでここで1泊して良かった。