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(感情的には成りたくない。大人の男になりたい。格好よく見られたい。恋人が欲しい。社会人になりたい。いい車に乗りたい)by健介
ロッカーになりたくて、上京した。
夢はたくさんあった。
沢山の思い出を音楽からもらえたし、
不器用な人間でなかったから。
続ければいつか売れるとおもってた。
ハチクロにサングラスをかけたDEC
市内では一躍有名な彼は、隣に金髪のミクを乗せ、歓声とともに街を闊歩した。
30スギタ健介は、見た目によらず繊細な男で、彼自身で DECのような男にはなれないと決めて八百屋で仕事をしていたのだが、最近店主が風をひき、代わりに店番を担当することになった。
DECと健介は遠からず近からずの知り合い。
店に遊びにくる間柄程度だったが、
風評で店の売上が上がり、好都合だった。
「おっす、健介!
相変わらず悪そうなつらだな。」
そんなDECに仕事人として一流に、かつての仲間として三流に振る舞う健介。
「今日はナスが安いよー。
おっとDECさんお久しぶりです。」
違うものとしては見れず、ただ単に知り合いとして、つまりバンド仲間として話そうとするDECを健介は拒むかのように話を続ける。
「このでかい大根。特別に二割引き。
それから今日は女連れてるから、これも付ける!」
するとDECは。
「ふー懐深いな。
前はしごいたら凹む健介だったのになー(笑)」と
言う。
その時、突然雨が降り出した。ザーザー☔️
最近の気象予報はもっぱらゲリラ豪雨一色。
肝心の週間予報なぞ放送しなくなった。
🅽🅾 🅺🅸🅽🅳🅽🅴🆂🆂
バンドの頃のようにアドリブを勝手に利かすDECを生々しくも思い出し、ロッカー気象予報士なる者現れないかと思う時分だ。
「もう帰りましょう!
雨嫌なの。変な気になるから」
とミクが言う。
二人さっそうとハチクロに乗るのを斜に見る健
介は、相変わらずだな、あの頃と同じヤツだ呟
いた。
スーパーで流れるお得意の曲は、仕入れしてい
る肴売り場で人気だ。
肴美味いよー目が良くなるめー
硬めに旨いのは目だけだー
そこのお寿司もよかー
こんな曲だれが歌ってるんだろうと健介は。
もう音楽の人間として生きていない手前、
いやそう思い込みたく聞くのを尻込みする。
目を閉じ、そっとトランスした。
agjt@@&5858585859655711@@!^_^
「最高でーす!!!」
あれは打ち上げの席で、健介がもう辞めにしよう!と申し出た三か月前のこと。店頭の宣伝用のポスターにバンドの全体像を移すものに自分だけ映ってなかった。
予兆が前日のライブ公演の際にあり、
それは彼がバンドマンとして不適合だと匂わす出
来事だった。彼がシャウトすると、ワザと音を外したり、目線を向けると背中を向けられたり。
極めつけは、打ち上げにバンド四人のうち参加したのが、彼だけ。且つバックアップのメンバーさえも参加しなかった。。
確かに思えば、
自分のことを見るマネージャーは目つきが何故か
きつい。あれはもしかしてその意図だったのか?
と思惟する健介。
合点を求め一人街をさまよった。
すると、
偶然通りかかった八百屋のおじさんに声かけられた。
「あんたの目、しおれたシュンギクみたい
だ!! ほら野菜食いな。」
^_^オキサイドイズデスクワーク^_^
シュンギクの紐とき、茹でると、何故か腹くく
れた。思い切ってバンド辞めた!?
その八百屋で修業した!?
次の人生のために。
^_^。^_^。^_^。^_^。
ヘブンコールライフオブライブズ🎵
そう何度でも、何度でも、
僕らは生まれ変わっていく!
by健介
^_^^_^、、^_^^_^^_^!?
画像)Stable Diffusion 1 Demoより作成
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