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映画「銀河鉄道999」が語りかける永遠のメッセージ
ムララボです。まさに少年時代にこの映画を観ました。私たちにとってこのアニメ映画は、あの時代のなつかしい思い出です。
そのメッセージは、今でも心に深く刻まれていますよ。
映画プロフィール
タイトル:銀河鉄道999(ぎんがてつどうスリーナイン)
公開年:1979年
監督:りんたろう
原作:松本零士
音楽:ゴダイゴ(主題歌「銀河鉄道999」)
ジャンル:SFアニメーション / アドベンチャー / ドラマ
キャッチコピー:「さらばメーテル…さらば少年の日よ」
あらすじ
母を亡くし、機械の体を手に入れることを夢見る少年・星野鉄郎が、謎めいた美女・メーテルと共に宇宙を旅する「銀河鉄道999号」に乗り込み、さまざまな星々を巡りながら成長していく冒険譚。夢と憧れ、出会いと別れ、そして命の意味を問いかける壮大なストーリーが展開される。
見どころ
鉄郎とメーテルの冒険を彩るゴダイゴの名曲、迫力ある宇宙の映像美、そして人生の儚さや本当の「強さ」とは何かを問いかける深いテーマが詰まった一作。今もなお「永遠の名作」として多くの人の心に刻まれ続ける、日本SFアニメの傑作です。
1979年公開の「銀河鉄道999」。この作品はただのSFアニメではありません。少年・星野鉄郎が999号に乗り込んで、宇宙の彼方へと旅立つ物語は、時代を超えて多くの人の心に深く刻まれているのです。友情、冒険、そして別れ。そこにあるのは、少年が出会いの中で成長していく姿であり、どこか儚くも温かい人生そのもの。
鉄郎が夢見る「機械の体」。それを手に入れることで、もっと強く、もっと自由になれる…そんな憧れを抱く鉄郎の姿は、子供の頃の私たちの姿そのものです。でも、彼が宇宙で出会う人々はそれぞれの人生を背負って生きている。出会いと別れを通して、鉄郎は本当の強さとは何かを見つけ出す。宇宙を旅する中で、彼が見つめ直す「生きる意味」とは何だったのでしょうか。
そして、映画全体を彩るゴダイゴのテーマ曲! イントロが流れるだけで、胸が高鳴るあの音楽。壮大でドラマチックなメロディは、鉄郎の冒険の物語をさらにスケールアップさせてくれます。あの曲が流れる瞬間、宇宙の広がりや未知なるものへの憧れが一気に広がるような気持ちになる。曲と物語が一体となって、視聴者を銀河の彼方へと引き込むのです。
「銀河鉄道999」のもうひとつの魅力は、やはりメーテルの存在でしょう。彼女はどこかミステリアスで、どこまでも優しい。そしてその優しさが時に切ない。メーテルは鉄郎の道を照らす光であり、同時に手の届かない存在でもあります。彼女の一言一言が、鉄郎だけでなく、私たちにも深く語りかけてくるんです。別れのシーンは心がぎゅっと締め付けられる瞬間。人生において出会いがあれば必ず別れがある。それでも人は前に進む、そんなメッセージが痛いほど伝わってきます。
この映画を通して感じられるのは、「人生はこれからだ!」という無限の可能性への期待。大人になってから観返すと、子供の頃には気づかなかったテーマがより一層深く感じられるのもこの作品の醍醐味です。星野鉄郎のように、私たちもまた、自分だけの「銀河鉄道」に乗り、見知らぬ未来へ向かって進んでいく。その過程で出会う人、別れる人、得るもの、失うもの——すべてが、人生の「宝物」なんだと教えてくれる作品です。
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続編もどうぞ。